Princess of Moonburg(DQ2) 1-3
寒い・・・
周囲の闇がとても寒く感じる。
私はベッドの上で躰を丸め、必死に寒さに耐えていた。
恥ずかしさをこらえて唱えたリレミトは、ふしぎなちからでかき消されてしまう。
場所を移動できるルーラは私は使えないし、キメラのつばさも持ってない。
ここから出ることは叶わないんだわ。
周囲の闇にも入ってみたけど、何がなんだかわからなくて結局ここに戻ってしまった。
寒い・・・
怖いよぅ・・・
勇者様・・・
勇者様・・・
お願い・・・助けに来て・・・
寒い・・・
どうしてこんなに寒いのかしら。
震えるほどではないはずなのに・・・
躰よりも心が寒く感じる・・・
このままじゃ・・・
このままじゃ凍えちゃう・・・
私は意を決して宝箱を開ける。
そして中からローブを取り出した。
禍々しい感じのするローブ。
魔物にはふさわしいものかもしれないわ・・・
そう思いながらも私は“あくまのろーぶ”を身につける。
白いローブだけど、胸のところには悪魔の紋章が黒く染め抜かれている。
気味が悪いけど仕方ないわ。
あのまま裸でいるわけには行かないもの。
このローブだけなら何も問題はないはずよ。
よかった・・・
少し温かくなってきたわ。
これでゆっくり眠られるわね・・・
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