5話 第三勢力の野望


ジェーンと杏華は古い屋敷に連れ込まれていた。
二人共全裸にされ柱に縛り付けられている。二人の前には外人の女が立っている。
背が高く髪の長い女だ。美しい顔立ちをしているが表情は冷たい。女が口を開いた。
「まあかわいらしいお客さん。それも二人も。あなた達、新撰組の事調べてたみたいね。何調べてたか教えてくれない?」
二人共黙っている。
女「黙ってると痛い目に会う事になるわよ」
杏華が叫ぶ。
「あなたいったい誰なの!」
女が杏華の頬をパシッと叩いた。
「質問してるのはこっち!…まあいいわ。私の名はマチルダ。F国の者。この国は今、尊王攘夷派と佐幕派という二つの派が争っている。私の望みは、この二つが争う事。傷つき争って一方だけが残る事。そして残って弱り切った一方を我が国が潰し、この国を乗っ取る事、そのために二つの派の情報が知りたい…さあ話したわよ。今度はあなた達が話す番」
二人は、黙ってマチルダの話を聞きながら思っていた。
(恐ろしい事を考える女だ…)
「まだ話す気はないみたいね。それでは拷問しちゃおうかな…どっちを先に拷問しようかな?」
マチルダはちょっと考え、ジェーンを指差した。
「まずはあなたからね」

マチルダは男達に指示を出した。男達は後ろに回した手首と足首をまとめて縛り、ジェーンを天井から吊した。
マチルダは杏華の方を見ながら悪戯っぽく笑う。
「これ何だかわかる?駿河問いっていうのよ。この国で考えられた拷問」
杏華が叫ぶ。
「やめて!拷問なら私にしなさい!」
「そんなに急がなくてもそのうちあなたも拷問にかけてあげるわよ。それとも、あなたが知ってる事、今すぐ話す?」
杏華は悔しそうに口を閉じた。
マチルダはジェーンの大きな乳房を掴んで回転を加えた。
「さあ回れ!」
回転による衝撃で、手足、肩に激痛が走る。ジェーンは大きな悲鳴を上げた。
「ギャアアアアー!」
「今度は逆だ!」
マチルダが逆方向に回転を加える。ジェーンがまた悲鳴を上げる。
「ギィヤアアアアー!」
マチルダが回転を止めてジェーンの顔を覗き込む。
「知ってる事、話す?」
ジェーンは苦しそうに目を閉じ黙っている。
「まだみたいね」
マチルダはそう言うと、長い鞭を持ち出し、ジェーンの乳房をビシッと打った。乳房が大きく揺れ、ジェーンがうめき声を上げる。
「うぐぅぅ…」
杏華が叫ぶ。
「もう止めて!」
マチルダが杏華を蹴りつける。
「お前は黙ってな!」
マチルダは鞭を振り上げ、狂ったように、ジェーンの全身を乱打した。
マチルダがジェーンの胸を掴んで体を揺さぶった。
「白状するんだ!」
髪を振り乱しながら、首を激しく横に振るジェーン
ジェーンを見るマチルダの目が妖しく光る。
「どうしてもあなたの口から情報が聞きたくなったわ。」
いったん奥に消えたマチルダが、手に松明を持って戻って来た。
「さあ話すなら今よ」
ジェーンは黙っている。
マチルダは無表情で、ジェーンの尻に松明を押し付けた。
ジュッ
「ヒィグワアー!」
ジェーンが大きな悲鳴を上げる。
「まだ喋る気にならないの?」
マチルダが、ジェーンの左の乳房に松明を押し付ける。
ジュッ
「ギィーャアアア!」
マチルダの拷問はいつまでも続いた。

 

          

 

 

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