8.東と西
 

腕と足に激しい痛みを感じ、イーグルは目を覚ました。気がつくと、駿河問いの状態で天井から吊されていた。
下半身に違和感を覚え目をやると、陰毛が綺麗に剃り落とされていた。
ジャッカル「目が覚めたか?邪魔な茂みは取り払っておいたぞ」
イーグルはキッとジャッカルを睨みつけた。
ジャッカル「今度の拷問はこれだ」と言いながら、電気棒をバチッと交差させた。どうやら、イーグルを電気拷問にかけるようだ。
ジャッカル「まずは乳房から」
針で穴だらけになった、イーグルの乳房に電気棒が当てられた。バチッ。
イーグル「うがあぁぁ」
ジャッカルが、肩、脇腹、尻と次々に電気棒を当てていく。
ジャッカル「ここはどうかな?」背後に回ったジャッカルが、イーグルの肛門に、電気棒を押し付けた。バチッバチッ。
イーグル「うぎぃぃぃー」
ジャッカル「どうだ、白状する気になったか?」
イーグルは黙って耐えている。
ジャッカル「強情な女だ。ではここならどうだ?」
ジャッカルは、むき出しになった、イーグルの陰部に電気棒を押し付けた。
イーグル「ギィヤヤアアアアアアアアァァー」
イーグルは、体をねじり、乳房を揺らし、激しく痙攣し、最後に失神した。
ジャッカル「これだけやっても白状しないか…」
その時、スピーカーから皇帝の声が聞こえてきた
「韓信が、何故その女を仲間にしたいかわかった。後は君に任せる。好きなようにしろ」
ジャッカルは部下に命じた。
「もうこの女に用はなくなった。これから、この女を処刑する!」

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ぼろぼろになった潮丸が、遂に拷巣島に着いた。上陸した蝉丸がつぶやく。
「拷巣島か…何もかも皆、美しい」
杏華「えーっ?ただの瓦礫の山ですよ」
殺風景な島の中央には、大きな宮殿のような建物があった。一同が無人のエントランスに足を踏み入れる。建物は、鳥が翼を広げた形に東西に広がっている。
蝉丸「さあ、どのように探索しよう?」
その時、白いカラスが飛んで来て、早紀の肩に止まった。涼風であった。
涼風「ヒガシハイーグル、ニシハメーティス」
蝉丸「メーティスがいるなら、D卿もそこにいるな…」
早紀「D卿の所には私と韓信を向かわせて下さい」
蝉丸「D卿が本当にドリー軍曹なら、君の御嶽韓信流は通用しないぞ。ドリー軍曹は韓信さんの全てを知る男なのだから。それでも行くか?」
早紀「はい!」
蝉丸「よしわかった。早紀ちゃんと韓信さんは西に向かってくれ。パルは救護班としてここで待機。残りのメンバーは東に向かう。全員、健闘を祈る」


 

 

 

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