7話 牛に引かれて

 
昼過ぎ、陣近くの野にジェーンが引き立てられて来た。昨日の責めで受けた体中の傷が痛々しい。
ジェーンは中央に立てられた柱に、雑兵達によって後ろ手に縛り付けられた。
重蔵「今日の責めは厳しいぞ。白状するなら今のうちだ」
ジェーンは覚悟したようにじっと前を向いている。
重蔵が合図すると、雑兵達は、ジェーンの左右の乳房に縄で輪をかけ、ぎゅっと結び付けた。
左右の縄の先は二頭の牛に結び付けてある。
重蔵が合図すると、牛がゆっくり左右に歩を進め始めた。
それに連れて、乳房の縄もぴーんと張り詰め引っ張られる。ジェーンがうめき声を上げる。
「うぅぅ…うぅぅ…」
再び牛が歩を進める。
更に乳房が左右に引っ張られ、ジェーンのうめき声が大きくなる。
「うううーうううー」
更に牛が歩を進めた。
限界近くまで引っ張られたジェーンの大きな乳房は今にもちぎれそうだ。耐え切れなくなったジェーンは大きな悲鳴を上げた。
「ギィヤアアアアァァー」
重蔵が近付き、縄を引っ張りながら、問い詰める。
「吐けー、白状せい!」
ジェーンは涙を流して失神した。
重蔵「まだまだ終わらんぞ。お前達、次のを用意しろ!」

 

          

 

 

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