5話 異国の女
ジェーンは全裸にされ、両手を天井からの縄で吊された。
ジェーンの前に男が立った。名は服部重蔵。どうやら、半蔵の息子らしい。
重蔵「それにしても大きなな乳房だ。異国の女は、皆このような大きな乳房をしているのか?」
重蔵は、ジェーンの乳房をぎゅっと掴んだ。ジェーンは耐えている。重蔵は、ジェーンの背後に回り込み、尻を撫で回す。
重蔵「尻もいい形で、実に素晴らしい」
重蔵は、ジェーンの前に回り込み、尋問を始める。
「お前はどこの手の者だ?」
ジェーンは黙っている。
重蔵「どうやら痛い目にあいたいようだな」
重蔵は鞭を手に持ち、ジェーンの乳房に振り下ろした。ジェーンの乳房がブルッと上下に揺れる。
次に脇腹、背中、尻と鞭が乱打される。ジェーンの白い肌に無数の蚯蚓腫れが刻まれていく。
重蔵は「さっさと白状しろ!」と言って、ジェーンの乳首を抓った。
ジェーンは「うっ…」と小さなうめき声を上げた。
更に鞭を打とうとする重蔵の所に雑兵が近寄り、報せを入れた。
「大御所様が見えられました」
重蔵「おお!そうか。すぐ参る。この女を庭先に引き出せ!」
ジェーンは庭先に引き出され座らせられた。やがて、陣小屋の縁側に、小太りで白髪の男が現れた。
男「重蔵、これが捕らえた異国の女か?」
重蔵「左様にございます」
男は「乳房が大きくて、牛のようだのう」と言って、ジェーンの体を興味深そうに見つめた。ジェーンは、男の顔を睨みつけた。
重蔵「ここにおいでは、大御所、家康公にあらせられるぞ。頭を下げよ!」無理矢理、頭を押さえ付け、頭を下げさせる。
家康「よいよい。その方、どこの手の者だ?」
ジェーン(この男がイエヤス?早紀が言ってたユキムラの敵か。無関係の私をこんな目に合わせやがって)
ジェーンが叫んだ。
「イエヤス、負けちまえ!」
重蔵は「お前、やはり喋れるのだな。それにしても恐れ多い事を言いおって!」と、ジェーンを鞭で乱打した。
家康は、不機嫌そうにしばらくその様子を見ていたが、重蔵に言った。
「その女、どこの間者か、徹底的に調べよ。死んでも構わん」
家康は、背中を向けるとその場を後にした。