陥 落
梨香は、あけみの足首を縛り付け、逆さ吊りにした。さらに有刺鉄線を持ち出してきて、あけみの体に巻き付けた。
梨香「さっさと白状しな。」あけみは全身を刺す痛みに耐えながら、黙っている。
梨香はステッキを振り上げあけみの体を激しく打つ。あけみは体から血を吹き出しながら悲鳴をあげる。
「ギャアアアァァー」
何度も鞭打たれ苦しそうに肩で息をしているあけみを見つめながら、梨香は呟いた。
「本当の苦しみはこれからだよ。」
梨香は五寸釘を取り出すと両方の足の甲にかなづちで打ち付けた。
釘は足の裏まで突き出た。あけみは今までより大きな悲鳴を上げた。
「ヒギャアアアー」
梨香は、足の裏に突き出た釘に大きい蝋燭を刺した。
梨香は「気分はどう?この 拷問は新撰組の土方歳三が考えたのよ。こうすると蝋が垂れてきて熱いでしょう?」
と言いながらあけみの体を揺さぶった。
あけみは愛らしいお椀型の乳房に似合わず、太く高くそそり立つ熟れた鮮紅色の乳首をしていた。
蝋の一滴がその乳首にかかり、あけみは悶えるような悲鳴を上げた。
「ひいいゃあああー」
梨香は「なるほど、そこが弱点か」と言ってニヤリとした。
テグスを取り出し、あけみの両方の乳首をギュッと縛り、後方に突き飛ばす。
テグスがピーンと張り詰め、あけみの乳首が限界まで引っ張られる。
「ひいいぃぃー」
今度はテグスをグイッと引っ張り手元に引き寄せる。
「ひぐわあぁぁー」
梨香はこの作業を何度も繰り返す。
あけみは、降り懸かる蝋の熱さと鉄線の痛み、乳首に加えられる刺激により、意識が朦朧とした。
梨香が聞いた。
「アジトは何処にあるの?」
あけみは、苦しみに負け、とうとう白状した。
「精進湖の…別荘…」
梨香は(やった!)と思いつつ、なお尋問を続ける。
「誰が指揮してるの?」
あけみは「よ…う…子…」と言って失神した。
梨香は、(よう子は確か 韓信と一緒に九度山に蟄居させられていたはず。いつの間に出て来た?これは厄介だ…)と思った。
梨香は四人衆を呼んでこう命じた。
「お前達は、これから300人の兵隊を引き連れ、精進湖の別荘を急襲せよ!」
よう子達に最大の危機が迫っていた。