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気が付くと、キミは私服の状態で牢屋のベッドに寝かされていた。

 ただ牢屋とは言え、綺麗に掃除されているし、暖房設備もある。ベッドも意外と上質だ。

 鉄格子さえなければ、宿屋の一室と言われても違和感がない。

「――あ。おはっよーっ♪」

 見ると、昨日道端に弱っていた可愛らしい少女サキュバス「パイ」が元気良く手を振っていた。

 昨日の村娘装束とは違う、露出度の高い悪魔っ娘スタイルの衣装に、ふよんふよんっ♪ のおっぱいが揺れる……
 
 キミはごくりと生唾を飲んでしまっていた。

「えへへ〜っ、昨日はありがとねっ♪ ボクのこと、助けようとしてくれたんでしょ?」

 くりくりの大きな瞳で見つめてくるパイ、そこに邪悪な気配は感じられず、ただ元気で明るい女の子の健康的な魅力があるだけだった。

選択肢

1・なぜ自分をさらったのか尋ねる。

2・ここから出して欲しいと頼む。




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