(リィナさん!いくら新米さんとは言え相手に失礼ですよ!)
マルクは出来るだけ小さな声でリィナに警告しようとしたが、
「えええ〜、だって可愛いんだもん!」
相方は頬をプクーと膨らませて不満げな表情をしている。
しかも受け答えがいつもの大声だからマルクの配慮もブチ壊しである。
「かっ、かわっ・・・」
言われたほうのショウタロは真っ赤になって照れている。
その様子を見たリィナは、ニヤリといたずらっぽい笑みを浮かべた。
「ねーねーねー、ショウタロくんて好きな人いる?」
「じ、自分はそのっ、そういった質問にはおこた・・・」
「・・・コホン」
ミマール氏が咳払いをして二人の間に割って入った。
そして恨めしい顔でショウタロを一瞥する。
「とにかく二人でBFするでおじゃる。ちょっとうらやましいぞ、ショウタロ二等兵。」
「は、はいっ!」
ショウタロ二等兵は元気よく返事をした。
しかし、ミマール氏の前で緊張し続けている新人にとっては酷な展開かもしれない。
彼にしてみれば初めての大役。実力の半分も出せれば成功といえよう。
「リィナ殿とショウタロ二等兵では実力が違いすぎるかも知れんので、ハンデを考えてみた。」
「えー、なんかズルイ〜」
「ズルくないでおじゃる。」
口を尖らせているリィナを無視してミマール氏は続ける。
「このショウタロ二等兵相手にリィナ殿は『口だけ』で勝利して見せてほしい。」
「フェラとか耳舐めとかしてもいいんですかぁ?」
「口だけなら何でもアリ、さらに10分間の時間限定でおじゃる。」
次々と言い渡されるハンデを聞いてリィナは不満そうだ。
「10分間だけじゃ、全然たのしめなーい!」
余裕とも取れる発言を受けて、ショウタロ二等兵はむっとした。
そしていそいそと衣服を脱ごうとしたところをリィナに制止された。
「タロタロくんはそのままでいいよ。じゃあ今からはじめよ?」
時間がもったいないとでも言わんばかりにリィナはミマール氏をジト目で睨んだ。
「うっ、そんな目で見ないで。」
「・・・おじゃ〜るのことは許さないモン」
「むむ〜。とにかく始めるでおじゃるー!」
こうしてリィナVSショウタロのBF(ハンデ戦)の幕が切って落とされた!
パサリ・・・
「じゃあタロタロくん、いくよぉ」
窮屈そうな旅の衣装を脱ぎ去ったリィナの身体を見て、ショウタロとミマール氏は息を呑んだ。
うっすらと桃色に染まるリィナの肉体はすでに臨戦態勢だ。
ふよんふよん♪
魅惑的な揺らめきを見せる大きめのバスト。
ミマール氏はハンター協会から彼女のことをスライム族と聞いていた。
しかし不自然な透明感はなく、むしろ人間の肌よりも素直に美しく感じる。
(やや、やばいですよ!僕じゃ相手にならないかも!!)
ショウタロはリィナの雰囲気に既に呑まれかけていた。
彼の初陣を飾る相手としてはリィナは少し荷が重い。
(落ち着くのだ、ショウタロ。おぬしは10分耐え切ればいいだけなのだ!)
ミマール氏もアイコンタクトで新米兵を励ますが、ショウタロはこれから始まるバトルへの期待と不安で小刻みに震えていた。
彼女のバストのふわふわ感は見ているだけで包まれたくなるほど。
実はショウタロの弱点は女性のおっぱい攻撃だった。
幼児体系だと思って安心していたのは大間違いで、リィナの身体は女性として申し分なかった。
「ひぃっ・・・」
思わず一歩下がってしまうショウタロ。
「逃げちゃダメ」
リィナの身体からにじみ出る淫らなオーラがショウタロの手足に絡みつく。
見えない糸で縛られたかのようにショウタロの動きが止まった!
「ふう〜♪」
さらにリィナは一瞬で間合いを潰して、彼の顔に優しく息を吹きかけた。
桃のような甘い香りとともにショウタロの視界が一瞬ピンク色に染まった。
「タロタロくん、リィナみたいな女の子きらいですかぁ?」
「そ、そんなことは・・・ないです。」
すっかり脱力したショウタロの両肩に手をかけて、リィナは軽くキスをする。
「ふわあぁぁ・・・」
ショウタロは魅了されてしまった!
リィナの手が肩から腰にすべり、ショウタロを正面から抱きしめる。
「これでもう逃げられないよ、タロタロくん♪」
リィナは棒立ちになっている彼を抱きしめ、さらに身体を密着させる。
ほんのりとした温もりが衣類を通じてショウタロの肌を包み込む。
抱き付かれている時間に比例して股間がどんどん膨張してくる!
「あぁぁ、ふわああ・・・!」
直接素肌で触れていたら既にショウタロは敗北していたかもしれない。
しかしじれったさが逆に快感を増幅させ、彼の思考を快楽一色に染め上げていく。
んちゅっ・・・
リィナの優しいキス。
しばらく唇をやわやわと弄んだ後、ゆっくりとショウタロの耳に舌先を挿入した。
「はふぅっ!」
体をビクンと大きくのけぞらせるショウタロをいなしつつ、今度は口の中を犯す。
普通に責めるよりもゆっくりと丁寧にリィナは相手を舐めまわす。
対するショウタロも負けじと舌を絡めて応戦するがまったく歯が立たない。
しばらくして相手の抵抗する力が弱くなったのを見計らって、リィナはショウタロを解放した。
「ふふっ」
ツツーっと銀色の糸が二人の口の間に伸びた。
「はふぅ・・・」
「やっぱり可愛い〜」
ショウタロの反応に気を良くしたリィナはますます責めを強くしようとした。
しかし・・・
「うっ、ううっ、ふわーん!!」
「えー!どうしちゃったの、タロタロくん」
突然ショウタロは泣き出してしまった!
思いもかけない展開に戸惑うリィナ。
「あわあわ・・・な、なんか痛くしちゃった!? それともリィナのことやっぱり嫌い?」
「そうじゃなくて、自分はボクっ子以外と触れ合ったことが・・・」
「ふぇ? ボ、ボクっこ・・・ってなぁに??」
泣きじゃくる子供をあやすように、優しく問いただすリィナ。
聞くところによると、ショウタロ二等兵は故郷に好きな女の子がいるらしい。
その女の子は自分のことを「ボク」と呼ぶ。
そういう女の子が大好きなショウタロは「ボクっ子」以外の女の子に感じている今の自分が許せない。
魅了され、快感におぼれながらも自身のプライドと葛藤しているうちに涙があふれた、ということか。
「うぅ〜ん・・・でもリィナ、自分のこと『ボク』って言った事ないしなぁ。」
「む、無理して言わなくてもいいです。」
ショウタロは涙を拭きながら答えた。
「でもリィナ、タロタロくんみたいな男の子って好きだよ?」
「ぐすんぐすん…え、ええっ!!」
「素直で純粋な男の子ってステキだもん。それだけじゃダメかなぁ?」
にっこりと微笑むリィナを見て、少しずつショウタロの心が開いていく。
「べ、べつにダメじゃない・・・です・・・・・・」
「じゃあタロタロくん、今だけリィナのことを好きになって?」
自分のことを本気で心配してくれる女性がそばにいる・・・警戒心を解きほぐされ、無防備な心にリィナの優しい言葉が染み渡ってゆく。
ショウタロはさらに深く魅了されてしまった!
周りで聞いてるミマール氏もとろけるような甘い雰囲気をかもし出すリィナ。
(わしにも言ってホシイナー・・・)
と、密かにうらやましく思うミマール氏であった。
それからしばらくして10分間が経過した。
「ぶー!リィナの負けですぅ」
相手を魅了しつつ終始有利にBFを進めていたリィナではあったが、ショウタロを射精させるにはいたらなかった。
結局ショウタロは10分間イかされることなく耐え切った!
しかし彼は自分ひとりでは立てないほどにヘロヘロになっていた。
ドサリ、とその場に膝から崩れ落ちた。
チェリー同然の彼が耐え切れる許容量をはるかに超えた寸止めのせいで、ショウタロは悶え苦しんでいたのだ。
「ふわぁぁぁ…」
うわごとのように何かをつぶやきながら恍惚感に浸っているショウタロ。
しかしルール上では彼の勝利である。
「あっぱれ、よくやった!…といいたいところでおじゃるが」
ミマール氏は一呼吸おいて、
「おお、ショウタロ!なんということだ。ロクイチ、これをどうする?」
ミマール氏はリィナの魅了攻撃でヘロヘロにされてしまったショウタロを抱き起こし、背後に控える二人に目配せをした。
「いいえ、王様。ショウタロは善戦しました。しかし荷が重すぎたようですな。」
今まで静観していたゲートキーパー氏が口を開いた。
どうやら彼の名はロクイチというらしい。
「責任を取れとは言わぬが、どうじゃ? 守備隊長のおぬしがリベンジしてみては?」
「そうですな・・・では」
ずいっと一歩前に出るロクイチ。
重そうな装備を脱ぎ捨てると、鍛えこまれた男の体が服の上からでもうかがえた。
「手前、この城の守備隊長を勤めるロクイチと申す。リィナ殿、ショウタロを完全に魅了した技量には感服いたした。」
「ふふっ、ありがとぉ。でもショウタロくん、これからきっと強くなるよぉ」
自分の部下を褒め称えられ、ニヤリと笑うロクイチ。
しかしその目はすでにリィナに対する挑戦者としてぎらぎらと輝きを放っている!
「連戦で申し訳ないがあらためて、この私とBFしてくれないか?」
「いいよぉ。今度はどんな勝負にするの?」
「純粋にイカせっこで頼み申す。」
深々と頭を下げるロクイチからの挑戦を、リィナは二つ返事で受けた。
「じゃあリィナも手加減しないよ。それでもいい?」
「存分に。」
ロクイチの体からは気力があふれ出している。
これならリィナといい勝負ができるかもしれない、とその場にいた誰もが予感した。
そのかたわら、救護班の担架が到着して、幸せそうなショウタロを乗せて足早に去っていった。
もどる つづく
ショウタロ二等兵の様子を見に行く
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