コクリと小さく頷く少女・・・こいつがルシェの本体だとすると、ついさっき僕は全力で倒しにかかったルシェは・・・
マルクの頭の中には最悪の仮説が浮かんでいた。
しかしその仮説を彼は認めたくなかった。
認めてしまえばルシェを倒すことは不可能に近いと・・・・・・あきらめにも似た心境になりそうだったから。
「あのっ・・・・・・私、ミウは『ルシェ』の思念体なんです。」
扉の近くにいた少女は弱々しくミウと名乗った。
そして絶頂して身動きが取れないルシェに向かって手をかざすと、ものすごい勢いで淫気を放出した!
「私がいれば・・・その・・・えっと・・・」
強い輝きを放つ玉がルシェの体にぶつかり、そのまま吸い込まれてゆく。
緑色の淫気が激しく体から噴出し、痙攣を始めるルシェの肉体・・・!
「あうっ!!! はあんっ、ぁぁ・・・・・・ふふっ、あはははは!!!」
ついさっき確実に絶頂したはずのルシェが何事も無かったかのように復活してしまった。
(やはり・・・・・・そういうことか・・・・・・)
マルクは絶望的な表情でその光景を見つめていた。
「ミウ、ご苦労様です。予想以上にマルクは強敵ですよ。しかし・・・」
立ち上がり、自分の体が言うことを聞くかどうか試すように伸びをするルシェ。
ミウはおどおどしながらも壁伝いに歩き、ルシェのそばに近づいていった。
「ミウがいれば・・・ルシェは何度でも復活できるのです・・・ごめんなさいっ!」
泣きそうな顔でお辞儀をするミウ。
まさに不死身のコンビネーション・・・最悪だ・・・・・・。
この状況を認めたくないマルクではあったが、気を取り直して敵を睨む。
目が合うとルシェは先程と同じように淫らな笑みを浮かべた!
「ミウ、彼の魔力はほとんど無くなったはずです。私を倒すためにとてつもない技を披露してくれましたからね。」
再びマルクに向かってルシェが歩み寄る。
それにつられてミウも近づいてくる!
「たとえ二対一だろうとリィナの仇は必ずとる! お前は・・・僕が倒す!」
「随分勇ましいことですね。そんなにボロボロの体で・・・」
ルシェの言うとおりだった。
元々この淫界の参謀であるルシェは、マルクを生け捕りにすることしか考えていなかった。
しかも自分のテクニックで快楽の虜にして、死ぬまで人間界との交渉のために使うことだけを考えていた。
人を完璧に操るためには相手の隅々まで淫気をしみこませる必要がある。
そのために事前にリィナと戦わせて、身も心もボロボロにしておく必要があった。
さらに彼の体中から魔力をしぼりとれば、放っておいても淫気は体にしみこんでゆく。
「どちらにせよあなたは私に忠誠を誓う運命にあるのです。・・・が、」
突然ルシェは振り向いてミウを抱きしめる。
するとミウの体が輝きを放ちながらルシェに取り込まれてしまった。
(な、なんだか・・・やばい!!)
直感的にマルクは危機感を覚えた。
「・・・ここからは完全体でお相手いたしますわ。」
ミウを取り込んだルシェの体は、先程までよりも淫気が充実していた!
一見したところ容姿に変化はないのだが・・・
(あっ・・・)
マルクは先日のできごとを思い出していた。
何も無い空間から突然現れてリィナをあっさりと連れ去ったルシェの淫気が、今と同じであることを。
(ど、どうする・・・一気にルシェのオーラ量が跳ね上がったぞ。)
このままでは到底太刀打ちできない。
これが彼の素直な分析であった。
「ここからは素敵な時間にしましょう」
ミウと一体化したルシェは、戸惑うマルクに対して余裕の振る舞いをする。
そっと彼の頬を撫でる。
今までにないくらい優しく。
「ふふっ・・・気持ちいい?」
正面から見据えるルシェの視線が、マルクの心の奥に突き刺さる。
たったそれだけの行為でマルクの警戒心は一気に吹き飛ばされた。
緑色のルシェの淫気が彼の体を覆いつくし、手足に絡みついてゆく。
(・・・・・・。)
頬を赤く染めて正面の敵に見とれてしまうマルク。
強力なルシェの淫気に汚染され、魅了状態にさせられてしまったのだ。
「ほら・・・おいでなさい。」
マルクを床に座らせると、彼の前でゆっくりと美脚をM字に開いてみせる。
その奥には先程マルクによって高められた魔膣がヒクヒクと蠢いていた。
「今からゆっくりとここにあなたのものを入れなさい。」
言われるがままにマルクはルシェにひざまづき、亀頭を膣口に触れさせる・・・
強烈な快感と共に、何の抵抗も無く亀頭からカリ首、棹から根元までが飲み込まれてしまう。
「くっくっく・・・二度と戻れないくらい壊してあげる・・・・・・」
ルシェが邪悪な笑みを浮かべると、膣内がクニュクニュと複雑な動きを見せる!
腰のグラインドなど一切されることもなくマルクはビクビクと痙攣してしまう!!
ペニスを先端から根元までゆっくりと味わいつくすルシェ。
(ああっ!! うああぁぁっ・・・今までで一番の感触・・・・・・かも・・・)
ねっとりとした膣内の感触を受けて一気に射精しそうになるマルク。
ルシェは言うまでも無く極淫魔である。
膣内の感触も最上級で当たり前なのだ。
そこに警戒心が全く無い状態で挿入してしまうことなど、ハンターとしてはありえないのだが・・・
完全に魅了されているマルクにはどうすることもできない!!
「ふふっ、もう夢見心地ね・・・」
もう少しこの坊やと遊んでやってもいいのだが、そろそろ飽きてきた・・・とルシェは考えていた。
恍惚となっているマルクの様子を見ながら、ルシェは最後の攻撃に移ろうとしていた。
しかしその時、マルクが拾った「リィナの心」が光り輝いた。
そして彼の意識の中にリィナの声が響き渡る。
(マルクくん!がんばって!!)
そして今こそあの技を使え、と!・・・魅了され続けていた彼の目に、理性の光が一瞬だけ燃え上がる!!
「はっ・・・まさかっ!!」
ルシェが彼の変化に気づくよりも一瞬だけ早く、マルクは攻撃態勢に移ることが出来た。
「うおおおおおぉぉっ!! い、今しかないっ! 食らえっ!!」
脱力していた両腕に力を込めてルシェの腰を掴むと、マルクは射精しながら激しく腰を打ちつけた。
盛大にルシェの膣内で精を放つ!!
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