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「師匠からお借りしたアイテムのおかげで敵の内部には入れたけど・・・」


とらわれのリィナを救うためにスライムの宮殿に潜入したマルクは、慎重に内部を探索していた。

しらみつぶしに全ての部屋の内部を覗く。

敵を避けながらの作業は大変な手間だった。


しかし見れば見るほどあきれたつくりの建物である・・・

床一面には厚さ3センチはあろうかというじゅうたんが敷き詰められ、

ところどころに美しい女性の彫像が立ち並んでいる。

壁面はまるで全てが光り輝くガラスで出来ているかのような豪華さだった。

そのせいか、太陽は射していないのに内部はとても明るい。


「この建物のどこにリィナさんがいるのだろう?」


どんなトラップがあるかわからないので壁伝いに歩く。

ふいに無意識に壁についていた突起物に触れてしまった!


(し、しまっ・・・!!)


キーン、キイーン、キイーンという高い音が周囲に鳴り響く。

その途端、どこからか衛兵が集まってきた!

美女が鎧を着たような衛兵がドンドン増えていく!!



選択肢

とにかく逃げる!

逃げながら何か役立つアイテムを探す


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