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まだ時間は1分を回ったばかり……

 


まだ一度、たった一度やさしくなでられただけなのに!!


ミリアの妖しく踊る指先と言葉責めが、さらに僕を高める。

 


「どうしたの? もうヨダレが出始めてきたよ……」

 

ヤ、ヤバイ! こらえきらないと……もっとすごい攻撃がくる!


僕は彼女の言葉に追い詰められていた。

 

「もうちょっとしたら私の指先で、ウィルの下のお口に熱〜いキスしてあげるからね」



そんな僕の焦りとは逆に、ペニスは彼女からの刺激を求めてますます硬さを増している。



時計はすでに2分半を回っているが、時の流れが遅すぎて自信が揺らいでしまいそうだ。

 


「ほらぁ、いくわよ?」

 


彼女の指先が、あのイソギンチャクのような触手が、僕の亀頭をやわらかく包む。


今度はさっきと違って、じっくりと味わうように僕のペニスにまとわりつく!


名器といわれるミミズ千匹というのはこんな感じなのかな……


さらに、そのうちの触手の一本が尿道を出たり入ったりする。


ちょこん、と差し込まれるたびに、腰がヒクヒクヒクッとけいれんする。

 


「ふふふ、私の指先だけでこんなに感じてくれるんだね」

 

彼女の人差し指が元の形に戻った。


それもつかの間、今度は彼女の両手の中指がフニャリ、と先ほどまでの人差し指のようになった。

「じゃあ、もっと喜ばせてあげるわ。気が狂っちゃうかもしれないけど……覚悟はいいわね?」


親指と小指は僕のペニスの根元をガッチリ固定している。


つまり、彼女の指先責めから逃げられない状態で亀頭部分を責めまくられるしかないのだ。


「ふふふっ もう出しちゃいそう? それとも、まだまだ耐えられそう?」

 


さっきまでの指責めで気を良くしたのか、楽しそうにミリアが尋ねてくる。


「あ、あたりまえだろっ」


根拠のない強がりでも、今の自分を励ます必要があった。


そんな僕をあざ笑うかのような一言。

 


「よかったわぁ♪ でもね、両手での指先責めに耐え切った人間はいないのよ。

 一人前のスライムバスターでも私の責めにはガマンできなくて何回もイかせてあげたことがあるもん」

 


半人前の僕は、この言葉を聞いて気絶しそうになった。



時計の針はすでに7分を経過していた。


僕は今までにない疲労感と戦っていた。


彼女の両手の指先責めはすごい。

 

森の中で出会ったライムの足コキのさらに上を行っていると思う。


彼女がとどめの一撃を繰り出してこないので、なんとか射精しないですんでいる。

 


10分がこんなに長いと感じたことはない……


ただ耐えるだけなのに…………スタミナには自信があるのに。


ミリアの落ち着いた指先責めに、僕はなすがままだった。


彼女のしなやかな指の動きに、5分を越えたあたりから体が過敏に反応してしまう。

 


「ふふっ かわいいのね……ウィル。 ここも感じてくれるのかしら?」


ミリアは右手の人差し指で亀頭をくるくる撫で回しながら、左手全体を使って玉袋と裏筋を包み込む。

 

一見するとなんでもないような愛撫だが、彼女の場合全てが急所ねらいなのだ。


「お尻の穴の入り口もツンツンしてあげるわね。 ガマンできるかなぁ〜?」


彼女の小指がアナルをノックするが、決して中に指を入れてこない。


ペニスへの刺激を防御するのに精一杯だった僕は、突然のアナル付近への刺激に過剰に反応してしまう。

 


「はあああああ!! そこは……やめてええええ!!」


「うふ、やっぱりかわいいわ♪」


しかも彼女はまだ一度もぼくの棹をしごいていない。


極上の手コキに僕の腰は刺激を求めて前後するが、彼女はその動きに合わせて快感を制御していた。

 



「残り2分をきったわ。そろそろ本気を出していいかしら?」


今まででも充分ヤバイのに、さらに奥の手があるらしい。


すでに噛み締めた唇からは血がにじんでいるが、僕のそんな痛みすら包み込んでしまうほどの快感……


それが彼女の指責めなんだ。


「あなたがガマンしてる顔って、最高にかわいいけどこれでおしまいね。さあ、無様に精液を撒き散らしちゃいなさい」


彼女の指が再び形を変える。

5本の指が元通りの形になった後、全体的に長くなった。


まるで全ての指が白蛇に変化したように見える。

 


「あなたの鈴口とカリ首、棹と、両方のタマタマを……同時にやさしく溶かしてあげるわ。

 これでパクリってされて、さらにペロペロされたら……ステキだとおもわない?」


その言葉は、さんざんガマンしつづけた僕を観念させるのに充分なものだった。


僕が想像をはるかに上回る快感がそこにありそうに思えた。


(選択肢)


1・目を閉じて精神を落ち着かせる

2・目を開いたまま闘志を燃やす

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