ほとんど身動きできないはずのミリアから繰り出される鋭い攻撃。
直感的に感じた…僕の目の前にいるのは最上級のスライムだと!
「んん……く、くそっ!」
このままじゃ負ける。僕は目を瞑った。
一度気持ちを落ち着けてからじゃないとこの攻撃を10分間耐え切ることは不可能だ。
「ウィル、目を開けなさい。その程度で私の指技をかわせるとでも思ってるの?」
確かに浅はかな回避手段かもしれない。
しかしこのままミリアの指先を見つめているよりはずっとましだ!
僕は勇気を持って目を瞑り続けた。
「そう、それがあなたの判断なのね」
ミリアの声が一瞬沈んだような気がした。
僕には見えなかったが彼女は片手を強く握り締めて指の間からトロリとした粘液をにじませ、ペニスの真上にゆっくりと垂らし始めた。
「じゃあ、飛び切り淫らな技でイカせてあげる」
生暖かい粘液がペニスにまとわりついてきた。
僕はそれを彼女の唾液だと判断したが実際にはスライム粘液が僕をゆっくりと覆い始めていたのだ。
それも極上の質感を伴うミリアの分身ともいえるスライムが。
「ひいっ!!」
スライムがゆっくりした速度で肛門付近まで移動してきた。
そして僕の睾丸を二つとも包みこんできた。
た、玉の部分がニチャニチャされながら揺らされる…
「あなたの大事なところ、包んだままコロコロしちゃうわよ」
棹をしごかれているような激しい快感ではないが、もやもやとした気持ちが次第に強くなっていく。
媚薬入りのスライムローションで包み込まれているせいで、急ピッチで精液が生産されているのだ!
「次はカリ首の部分、すっぽりと包まれちゃうわよ?」
ほどなくして亀頭の先端からカリ首にかけて、ぽってりと粘液に包み込まれた。
激しい刺激は少なく、徐々に弱体化されていくような…
クチュリ……
ミリアは両手の指を開いてペニスに絡ませてきた。
親指でクリクリと裏筋のあたりを丁寧に刺激しながら粘液をなじませてくる。
「あ、あっ、あっ…」
流れるような動作で竿から玉袋までを優しく愛撫する。
ねっとりとした指技に自然に喘がされてしまう。
快感がペニスを直撃してビクビク震えている!
もはや僕の防御力はゼロに等しかった。
「あなたは一番おろかな策をとったの」
ミリアは手ににじませた粘液を丁寧に亀頭に塗り続ける。
確実に僕を追い詰める優しい指使い。
その指がアナルまで到達した。
「あなたはもう負けてるの。それも私にではなく自分自身に」
しばらく菊門をなぶられて腰が震えた。
今度は先端に向かって這い回っていく。じらされた快感がさらに蓄積される。
「私に負けた男たちと同じ展開。視覚を遮断すれば精神統一できると思ったのね」
クチュクチュクチュッ、という音を立ててミリアの指先がペニスから離れる。
責めというよりはいたわりを感じさせるこの指技は僕を何度も狂わせる。
「甘いわ」
両手をペニスから少し遠ざけると顔をそっと寄せて息を吹きかけた。
それと同時にコーティングされたスライムがさざ波のように粘液が震える。
まるで彼女の手から生まれた粘液に命が吹き込まれたように。
生暖かい吐息をかけられたペニス全体が敏感に反応した。
「んんっ、ぐぎ…!!」
僕は歯を食いしばって快感に耐えた。
これじゃあ精神統一どころじゃない!
緊急事態に薄く目を開いてしまった。
すでにミリアの指先はペニスから離れていた。
だがコーティングされた粘液がミリアの意思に反応して僕を責め続ける!
(か、彼女は何もしてないのに!?)
そう、勝手にスライムが僕を責め続けていた。
つつつーっ……
ミリアの上品な細指がカリ首周辺を撫で回した。
直接触れられた部分は桁外れに刺激が強い!
「かはぁっ!!」
「これをやられると腰が動いちゃうでしょ」
ミリアの言うとおり、小刻みに僕の腰が震え始めていた。
優しい母親に頭を撫でられているような心地よい感触がいつまでも続き、じわじわと追い詰められてゆく。
「もうすぐ仕上がっちゃうかな」
チュクチュクチュクッ……
「あっ、うわあぁぁぁっ!!!」
どぴゅどぴゅっ、どぷぴゅ〜〜〜〜〜!!!
ミリアの指先がカリの部分を持ち上げるように擦りあげたとき限界が訪れた。
我慢していても腰が言うことを聞かない。
彼女の指先にとうとう僕は屈服してしまった。
徹底的にじらされた挙句の大量の射精。
時計の針は10分を越えていなかった。
僕は彼女に敗北してしまった。
舞い上がった精がミリアの体に付着すると淡い光を放って吸収されてしまった。
「美味しい……」
僕を責める指先がピタリと止まり、ミリアがゆっくりと目を開いた。
たった一度の吸精で目が見えるように!?
「もっといただくわよ」
彼女の目が薄茶色から緑に変わった。
ほっそりとした指先が亀頭をすべり、ペニス全体をいたわるように撫で始めた!
「はああぁっ、な、何を!?」
「自分にも私にも負けたあなたに知る権利はないわ」
体が見えない鎖で縛られてしまったかのように動かせない!
これが淫呪縛というやつか!?
「たとえ圧倒的に不利な現実でも、目の前の敵から目をそらしてしまったあなたに」
亀頭を撫でていた指先が輪を作り、棹の部分を何度も往復する。
今までと違って直接的な刺激が僕の頭を快感で絡めとる!
「…私たちの未来は託せない」
ミリアの人差し指がグググッと僕を締め付けた!
「ああっ、またイク!!!」
どぴゅぴゅぴゅ〜〜〜〜!!!
そしてあっという間に頂点に導かれた。
ミリアのフィンガーテクニックでごっそりと精力を奪い取られる。
さらに僕の拘束が強くなった気がした。
「さあ、どんどん搾り取ってあげる」
ミリアの責めはその後も長く続いた。
4度目の射精で僕は快楽の虜になった。
長い時間をかけて僕の体から全ての精力を吸い取ったとき、ミリアは封印から抜け出した。
「ごちそうさま、ウィル」
もはや指先を動かすこともできないほどミリアに搾り取られた…
それが僕が聞いた最後の言葉だった。
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