淫乱謝肉祭について考えよう
会社を引退した男の半生を振り返る一大叙事詩。
夫婦仲の良かった頃のセックスを思いおこし夢精してしまう主人公。
現実は妻からの離縁状。
男が逃げたのは未来ではなく過去。
昔、妊娠して無惨に捨てた女に会いに、そこには年の頃は、自分が捨てた年代、女が妊娠していた年代の娘達。
過去を思い浮かべるセックスは心地良い。
娘達の性も過去の自分と同じよう。
永遠に紡がれていくのであった。
とにかくセックスしている場面がみたい、それでもオムニバスのような慌ただしい展開はちょっと…という人にもってこいの編集だ。