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vs.イプリン


 最後の階にたどり着くと、やはり風景が変わった。
 階段が消え、辺りは豪華なお城の謁見の間のように見える。そして――

「ああ……ご無事でしたのね、勇者様……」

 そこには清楚可憐なお姫様が立っている……可愛らしい顔、美しい髪、豪華なドレス……ありとあらゆる美と愛おしさがそこにあった。

 キミは彼女が誰なのか――いや、この塔にいる時点でサキュバス、そしてかなり上位であることから最後の一体であるイプリンであると予測がつきそうなものだが――その美しさに見蕩れ、何も考えられなくなっていた。
 
 彼女を見つめるだけで胸が高鳴り、彼女の匂いをかぐだけでときめき――そして彼女のその美しい体を見てるだけで股間が熱くなってくる……!

「ああ、勇者様……ずっとお慕い申しておりました……」

 彼女は豪華なドレスのスカートの裾を上品に上げると、その下にある淫らな秘部――白い下着とハイソックス、それをつなぐガーターベルトというあまりに妖艶な脚線美を露わにしながら――

「……はしたない女と思わないで下さい……勇者様のことを思うたびに、ここが――私の恥ずかしい部分が濡れて……勇者様が欲しくて……欲しくて仕方がないのです……」

 恥らう姿が愛おしく……
 甘い匂いがキミの体を支配していく……

 ああ、そうだ。目の前にいる女性はキミにとって最も愛おしい女性。キミが最も望み、最も愛しく、最も淫らな営みをしたいと思う、最高の女性、キミはただひたすらに愛おしいという感情に支配されていく――

選択肢




1・もう我慢できない。イプリンと一つになる!



2・これは偽りだ! 最高の呪文で全てを吹き飛ばす!。





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