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vs.淫精
 キミが階段を下りて通路を行くと、壊れた木の扉を発見した。

 その向こう側を見ると、すっかり草木に覆われており、ちょっと見ではジャングルか何かのようにも見える。

 どうやらここを通らないと先に進めないようだ。

 キミは注意深く先に進んでいく……

「くすくすくす……」

 遠くの方から女の子の笑い声が聞こえてきた……

「おいで……」
 
 すーっと入ってくる甘い囁きにキミは心が蕩けていくのが分かった……

「おいで……お兄さん……こっちへ来て……」

 キミが声の方向を見ると、そこは桃色の花がたくさん咲くお花畑だった。
目を凝らしてみると、ぼんやりと桃色の光が三つ、宙に浮いている……

 それは美しい、少女たちであった。

 可愛らしく幼い少女たち――だけれども、背には蝶のような羽を持ち、背は人間の掌ほどしかない。

 一番近いのはフェアリーであろう。

 だが彼女達が放つ雰囲気は無垢ではなく、熟練の娼婦が持つかのような妖艶な、男の理性を蕩けさすかのような雰囲気……

「お兄さん……気持ち良いこと、しよ……」
「来て……えっちなこと、しよ……」
「ね、お兄さん……」

 淫らな淫精の誘惑に、キミの心はどんどんと蕩けされていく……


選択肢



1・淫精の誘惑に負け、お花畑に近づいていく……。


2・誘惑に負けるわけにはいかない。一刻も早く先に進もう……。



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