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ウィルは体中の魔力をかき集めて、自分の体の周りに冷気を放出した。

彼に直接触れているルシェたちにもその効果はすぐに伝わる。


「ひゃん!」

「さ、寒いー!!」

「体が……」

「さむい、いやっ、熱い!!」


分身たちは急激な体温の変化に戸惑いを隠せなかった。

冷気といってもウィルが操るのは凍気。もはや絶対零度の一歩手前だ。

動きが鈍った分身たちから易々と逃れたウィルは、余裕を持ってピアスをすべて破壊した。

統制を失った肉体を維持できずにガラガラと崩れ落ちるルシェの分身たち。


「今度は君の番だよ!」


ウィルはすばやくルシェ本体に近づき、足を絡めて押し倒した。

しかし彼女は余裕の表情を崩さなかった。


「私との初戦であれを見破るとはなかなかやりますね。はあぁん!」


彼女の左右の目の色は同じ色に変わっていた。

ウィルはかまわず押し倒したルシェの膣に挿入した!


ズプウウゥゥゥウ!!!


「勝負を決めさせてもらう」


ウィルのピストン攻撃。

それに加えて両手はルシェの体の表面を触れるか触れないかの絶妙なタッチで愛撫をしている。



「あんっ、あああ! いい!!」


一瞬でルシェの表情から余裕が消え去った。

予想以上の攻撃力にルシェは驚いた。


スライムバスターのテクニック。うわさには聞いていたが、これほどとは思っていなかった。


(ふああっ! なぜこんなに感じるの!?)


ルシェは唇をかみ締め、頬を紅潮させている。


(なぜ彼は私にあんなに優しい顔をしていられるの!?)


快感を顔に出さないようにウィルの顔をチラリと見る。


(彼がほしい……ううん、彼に抱かれたい。もっと!)



ウィルの表情には苦痛も怒りも憎しみも無かった。

しかしルシェが今まで交わってきた男とは違うまなざし。

まるで恋人とするセックスのように、ウィルはルシェをいたわるように愛撫していたのだ。


「不思議かな? 人間と交わってこんなに感じちゃうなんて」


「ふああぁぁ!」


ウィルからの問いかけに、素直に頷いてしまうルシェ。


「ああっ、気持ちいい……」


彼女の心の中にもある変化が生まれていた。それはまだ彼女には理解できていなかったが。


「マルクが先に君の事を責めてくれたおかげでもあるけど」


それはないはず、とルシェは思った。

マルクの攻撃は確かに強烈だったが、ウィルと戦い始める前にはルシェは全快していたのだから。


「戦ってみて思ったけど、君は強い。」


「えっ……」


ルシェは確かに負け知らずだった。特に人間とのセックスバトルで遅れをとったことなど一度も無い。


「たぶん君は、今まで負けたことがない。それがわかったんだ」


ウィルはルシェへのピストン運動を腰を密着させたままの回転運動へと切り替えた。ふたりの密着度が数段跳ね上がる。

それにつられてルシェが与えられる快感も跳ね上がった!


「はああぁん! そこおぉぉ!!」


「だから僕は君を愛することにした。だって、ライムにとてもよく似ているんだもん」


「私がライムに似ている……?」


「うん、すごく似てるよ。強いのに綺麗で、気高くて寂しがりやで……そう思ったら、君のことが好きになった」


ウィルの素直な言葉はルシェを赤面させた。彼女を恐れるものは多いが、心の底から好きだといってくれるものは数少ないのだ。


「はぁっ、はぁっ、そうやって今までも私たちの仲魔をたぶらかしているのでしょう!?」


砕けそうになるプライドを保つための言葉。敵を好きになりかけている自分との葛藤。

ルシェは快感と愛情との二重攻撃で今までに無い混乱状態になっていた!


「そんなことない。この瞬間だけは、誰がなんと言おうと君だけを見ている。」


「わたし……を?」


「うん。君が好きだ」


ウィルが腰の動きを止めた。そして彼はルシェをやさしく見つめている。


「でもあなたは私たちの種族を滅ぼそうとしているのでしょう?」

「僕はライムと知り合ってから君の仲間を葬り去ったことはないよ」
 

その光景はまるで恋人たちが見詰め合っているかのような暖かいものだった。

「彼女と約束したんだ。無駄な争いはしない事と、勝負したスライムを消滅させない事を」


氷のように透き通った瞳を見てルシェは確信した。この人は嘘をついていない、と。



「だから君をイかせてあげる。今までで一番幸せにしてあげるよ、ルシェ!」


再び開始されるピストンと回転の複合運動。もはやルシェは抵抗する気力をなくしていた。

素直に彼に身を任せて快感におぼれることにした…………今だけは。


「やだっ、イく……あああああぁぁぁん!!!」


しばらくしてからルシェがひときわ高い声を上げた。

この勝負は終わった。

そして彼は約束どおりルシェが消滅しないように絶頂直後に膣内射精をした。







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