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彼女自身は彼の体には指一本触れていない。そのことが彼にさらなる屈辱感を与えているのだ。

マルクの股間には、ライムが作り出した粘体「ミニライム」が張り付いていた。




これはライムが手の平からにじませたローションを変化させたものに簡単な快楽命令を刷り込んだものである。

しかも見た目は半透明で小さなライム・・・人型をしている。

小さな羽もついているので見ようによっては、ペニスより少し大きめの妖精に見えなくも無い。

その妖精は今、ペニス全体をサワサワと探っている。

相手がぴくぴく反応したところだけを意地悪に責める命令を実行している。

亀頭の表面を撫で上げ、クニュクニュと棹とカリの間を刺激する。


「あああっ、なんで・・・そこばかり責めるんですかぁ!!!」

妖精の責めがマルクの快感のツボを捉えた。

「・・・」

ミニライムは言葉を発することは無いが、主人であるライムの精神に反応してその表情を変えるときがある。


「・・・」

マルクの目には自分のペニスを愛撫して離さない妖精がにこっと微笑んだ気がした!

(あっ、・・・また出ちゃいそう・・・!!!)


「・・・♪」

妖精はそんなマルクの意思など無視してペニスに抱きついて体をすり寄せている。


「・・・ちゅっ♪」

今度は亀頭をぎゅううううっと柔らかく抱きしめながら鈴口を広げてきた。



敏感になった先端部分にチロチロとキスをまぶしてくる。

「あっ、ああっ・・・くそ!!」

慣れることのないヌメヌメとした快感がマルクの性感帯を刺激してくる。


(こ、この攻撃にさっきはイかされちゃったんだ・・・! 今度は耐えてやる!!)

たとえ小さくても相手は淫魔のエリート・ライムの分身である。

新米のハンター見習いには相手としては荷が重い。

だがマルクにも男としてのプライドがある。


(ちっ、小さいくせに!!!・・・・ああああっ!! やばっ!)

その小さなヌルヌルの妖精にマルクはずっと喘がされているのだ。

ミニライムはカリ首を下から上に持ち上げたり、裏筋部分を軽く揉みあげたりと急所ばかり狙ってくる。


「あと少しだけ耐えなさい。」

遠くでライムの声が聞こえた。

ガマンの甲斐あって今回はイかずに時間切れとなりそうだ・・・


「あと30秒よ〜」

ライムの声にマルクは心の中で勝利を確信した!

その時ドアが勢いよく開いた。


「ただいまぁ〜・・・・・・がんばってるかい?」

師匠が帰ってきた…マルクの緊張感が一瞬だけ途切れてしまう。

その様子はペニスの状態にも敏感に影響するのでミニライムの主人であるライムにも瞬時に伝わる。


「ウィルが帰ってきて油断したわね。許さないわ。」

ライムの美しい手のひらが、おもむろにマルク自身を包み込む。

マルクが気を抜いたのを察したライムが、直にペニスの先端を握り締めた。

容赦なくヌルヌルクチュクチュと妖しい愛撫を加えた。


「ひいっ!!」

ペニスに襲い掛かるライムのしなやかな指先。

先ほどまでのミニライムとは比べ物にならない。

精密に性感のツボだけをえぐり取ってくる!!


「私に隙を見せちゃだめよ?」

ツルツルとしたライムの指がカリ首を撫で回し、棹をしごきあげた。

リズミカルにペニスを刺激されると精巣内部がぐるぐると蠢きだした。

一瞬遠のいていた射精感が一気に津波のように押し寄せてくる!!

もはやマルクに残されていた余裕は、一気に吸い取られてしまった。


「うっ、があああっ!! 」

突然の手の感触に一気に高められてしまうマルク。

しかもミニライムも主人の手の動きにあわせて玉袋をコロコロしている!


「もう無理でしょ? ふふッ♪」

意地悪に微笑むライムの表情に、ますますマルクは感じさせられてしまう。


「えっ?・・・あっ、で、出ちゃううっ・・・ぐああああああ!!!!!!!」

プシュップシュ・・・ドッピュウウウウウ!!!!


一瞬の隙を突いたライムの激しい愛撫にマルクは射精してしまった。

しかも今回は気絶というおまけ付きで。


「ウィルおかえり。この子、がんばってたわよ。」

ぐったりとなる研修生を放置したライムがウィルを見て微笑む。


(うわぁ・・・あいかわらず容赦ないなぁ、ライム)

ウィルは自分の恋人の鬼っぷりを見て膝を震わせていた。

その背中からリィナがひょこっと顔を出す。


「ライムせんぱぁーい」

それは懐かしい笑顔。

可愛らしい後輩に驚くライム。


「えっ、リィナ?なんであなたがここにいるのよぉ!?」

普段は冷静沈着な師匠の恋人が軽く取り乱している。

そんなことを思いながらマルクの意識は静かに闇に沈んでいった。





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