服を脱いだ二人が近づいてくる。
レベッカの従者シャルは白桃のような肌をしていた。
くっきりとした腰のくびれとバストライン、少したれ目の愛らしい顔、
うっすらと赤く染まる肌と金髪とのコントラストは男なら誰しも魅了されてしまうだろう。
(レベッカ様…)
ライムはまったく別のことを考えていた。
シャルの美しく輝く金色の髪を見てレベッカのことを思い出していた。
仲魔たちからしてみれば私は裏切り者…どんな言い訳も通じなくて当然。
わかっていても少し寂しくなった。このまま黙って裁きを受けよう。
自責の念に駆られながらライムも黙って服を脱いだ。
「やっと本性を現しましたね…」
ピノはライムが脱衣したことで臨戦態勢に入ったと勘違いしたようだ。
シャルと比べると肌の色は褐色が強いピノではあるが、彼女も美しいことには変わりない。
深い赤を帯びた髪の色と地肌の組み合わせは彼女に情熱的な雰囲気を与えていた。
また、シャルと比べて幾分引き締まったピノの肉体はライムの目から見ても美しかった。
たくましさと女性らしさを兼ね備えた一級品のボディ、というべきだろう。
「しかし我らレベッカ様の親衛隊、そう簡単にはライム様といえども勝てはせぬ。」
二人はすばやくライムの側面に回りこんで自らの肉体でライムを拘束した!
「んんっ!!」
ピノがライムの唇を奪い、呼吸をかき乱す。
上の口がふさがっているのを確認したシャルが指先にスライムローションをにじませてライムの体を撫で回す。
立位のままで身動きが取れなくなったライムはもじもじと体をよじらせた。
瞬く間にローション漬けにされるライム。
スライム同士のイかせあいではお互いの体液の影響をもろに受けてしまう。
「今度は私からもプレゼントいたします」
唇を奪っていたピノがいったんライムを開放する。
そして片手にスライムローションをにじませてライムの背筋に優しく塗りつけた。
「な、なにこれぇ…」
「ライム様に感じてもらえるように少し毒を混ぜました」
「毒ですって!!」
背中が燃えるように熱い。
ピノはライムの背中に皮膚の感度を極限まで引き上げる媚薬を塗布したのだ。
そのローションの効果でライムは背中に意識を集中せざるを得ない。
結果的に他の部位への性感防御がおろそかになって感じやすくなってしまうのだった。
それほどの時間もたたないうちにライムは自らの力で立っている事ができなくなった。
無意識にシャルにもたれかかると、シャルはライムの股間を少し広げて秘所をヌルヌルとかき混ぜた!
「あああぁぁん!!」
「本気で感じてらっしゃるようですね」
シャルはライムの声が本気であることを確認するとやわらかい地面に横たえた。
すでにライムの息は熱く、イってしまう直前のように思えた。
「では…」
快感で跳ね上がるライムの体を再び固定すると、ピノは耳穴に舌をねじ込みながらバストの愛撫に切り替えた。
シャルは引き続き太ももやおなかを撫で回した。
「なぜ抵抗しないのです。」
「……っ!」
自分たちの責めが全てヒットしていることにピノは違和感を覚えていた。
リップスのセカンド、ライムといえば淫界でも屈指のテクニシャンである。
以下に二人がかりとはいえこんなにうまく事は運ばない。
ピノたちにしてみれば自分たちの力量なら相打ちで上出来、下手すれば二人とも葬られるくらいの覚悟で望むべき相手なのだ。
「まさか…我々やレベッカ様へのつぐないのつもりか?」
シャルの問いかけにライムは答えなかった。
この二人には特に何を言っても伝わらない気がしたからだ。
(ガマンさえしなければこの二人程度の性技でもイけるかしら…)
ライムはひそかに死を覚悟していた。いつか淫界から追っ手が来るとは思っていた。
それがまさに今なのだ。
ピノはシャルと責める位置を入れ替えた。
そして何も言わないライムの股間に顔をうずめた。
「では望みどおりイかせてあげます。」
ぴちゅり…
「あああああああぁぁぁっ!!!」
ピノは舌先でライムのクリトリスをもてあそびながら細い指先を秘所の奥に忍ばせてかき混ぜた。
ライムはすでに数回の絶頂を迎えていた。
普段は白い素肌は快感で真っ赤に染まり、呼吸は乱れて意識もとろけはじめていた。
「シャル、これをみて!」
数度にわたって舌技でライムを翻弄していたピノが驚きの声を上げた。
シャルが近づいてピノが見つめる先を見ると真っ赤な宝珠が見えかくてしていた!
「ピノ、これは…!」
「きっとこれ『炎のエレメント』よね?」
スライムの淫界には四つの宝珠が存在するといわれていた。
そのうちのひとつが炎のエレメントだ。
「こんなに大きなものって見たことないわ…」
スライムが命を吹き込まれるときは淫体とともに精神にあたる「スライムの心」が必要となる。
ライムの場合はスライムと人間のハーフということで淫体は必要なかった。
しかし粘体術を操るために女王が特別に宝珠のかけらをライムの体内に埋め込んだのだ。
もちろんそんなことはシャルとピノが知る由もない。
そーっと舌を伸ばしてシャルが宝珠にキスをした。
「はあああぁぁん!!!」
ビクンと大きくライムの体が跳ね上がる。
(やっぱり感じるんだ…♪)
その様子が嬉しくなったのか、シャルは熱心にライムの宝珠を舐めまわした。
さっきまでよりも速い間隔でライムは絶頂に達した。
宝珠に宿る特殊な力が少しだけ拡散して、シャルの体内に取り込まれた。
「すごい…ピノ、これはすごいよ!力がわいてくる!!」
シャルは自分の体に精力がみなぎっていることに気づいた。
ハンターから極上の精液を搾り取ったときと同じくらいの高揚感が彼女を包んでいた。
ピノも試しに宝珠だけを集中責めしてみた。
しばらくの間を置いてライムが絶頂するとピノの体にもシャルと同様の効果が見られた。
宝珠の魔力に取り付かれたかのように、二人の淫魔は交互にライムを責め続けた……
つぎへ
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