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「お兄ちゃん」という言葉は不思議だ。
実際に血のつながりはないはずなのに、こいつが妹に思えてしまう。

抱きつかれながら自分が奈緒の年齢だったときのことを思い出していた。
学生の頃は女子のことが気になって仕方なかった。
ただ、女子がどれくらい男子のことを気にしているかなど気にも留めなかった。
かつての俺がそうだったように、きっと奈緒も異性について興味を持ち始めた頃なのかもしれない。

(そろそろこいつも…初体験してもいいのかもしれないな)

甘い誘惑に負けそうな自分に言い訳するように、漠然とそんなことを考えていた。
俺の妄想にかまわず奈緒がクニクニと軽く腰を揺らす。

「なんだか硬くなってきてる・・・」

「ば、馬鹿・・・動くな!」

俺が履いているジャージ越しでも、ミニスカートの下に潜む下着の感触や体温が確実に伝わってくる・・・
ふんわりとした柔らかさが亀頭に擦れて気持ちいい。
さらに奈緒と密着しているという現実・・・これだけでもいずれ射精してしまいそうだ。

「んっ・・・・・・ふぅっ〜」

抱きついたまま、奈緒は俺の左耳をパクッと咥えてきた。
俺の左半身が脱力する。舌でペロペロしながらゆるゆると耳穴に息を吹きかけてきた。
敏感な耳に触れられ、妖しいくすぐったさがこみ上げてくる。

(ぅぁぁああっ・・・)

奈緒に与えられた刺激に俺は悶絶した。
声を出さずにいるのが精一杯だった。

(本当は気持ちいいんだよね? タカヒロ・・・)

小さな・・・本当に小さな声で奈緒が囁いてくる。
それがまたあまりにもエロい。
もはや俺の体は石になったかのように動かせない。
羞恥心よりも奈緒が次に何をしてくれるのか・・・密かに期待してしまっている。

(こんなところをおじさんやおばさんに見られたらまずいよね?)

俺は黙ってうなづいた。奈緒の言うとおりだった。
こんなところを両親に見られたら何も言い返せない。
そんな不安をよそに、奈緒は俺のあごをクイッと持ち上げた。

(あっ・・・)

長いまつげが揺れ、奈緒は目を閉じて・・・唇をそっと重ねてきた。





奈緒の小さな唇の味はとても甘く、俺はその感触に酔った。
小刻みに唇を動かして俺を喜ばせる奈緒・・・

「お兄ちゃんに初めてのキスあげちゃったぁ・・・」

奈緒の可愛い声が頭に響く。再び重ね合わさる唇。
二人の時が止まったかのように感じるほど、とても長い時間が過ぎた。

「いっぱいいっぱいキスしちゃったね・・・」

「な、奈緒・・・」

俺の唇はようやく彼女から解放された。
まるで奈緒に精力を吸い取られたかのように体に力が入らない。

「な、奈緒・・・お前・・・・・・あああぁぁ!!」

俺が話しかけるのと同じタイミングで、奈緒の手のひらが俺のペニスを握り締めていた。
しかもジャージの上からではなく、トランクスの間に手を滑り込ませて。
ほっそりとした奈緒の指がペニスにまとわりついてきた!

「男の人のアソコって、一度じっくり見てみたいな・・・」

奈緒の表情を見ると、好奇心旺盛な女子といった感じで目をキラキラと輝かせている。
俺はまだ奈緒のディープキスの余韻で思考がまとまらないというのに。
こいつを止めなきゃ・・・そう思うのに、体が全く反応しない!

「だ、だめだよ・・・奈緒・・・うああぁ!!」

俺の言葉をさえぎって奈緒の手が動く。
すべすべの少女の手は、耐え難いほどの快感を一瞬で紡ぎだす!

「何がダメなの?お兄ちゃん・・・フフッ」

反応を楽しむかのように、奈緒の手のひらがスムーズに動き出す。
こんなに喜んじゃって、可愛いのね・・・まるで奈緒にそう言われているようだった。

「やだぁ、タカヒロ兄ちゃんにヌルヌルにされちゃった・・・・・・」

奈緒は俺に聞こえるように手のひらでクチュクチュと音を立てた。
顔を真っ赤にして恥ずかしさに耐える間にも、トランクスの中で蠢く少女の指先は、どんどん俺を高めていく。

「年下のあたしでも、タカヒロのことをこんなに喜ばせられるんだね?」

俺は健全な男子ではあるが、決して女性経験が多い方ではない。
そこへいきなり可愛くなった奈緒が淫らな誘惑をしてきたのだ。
こんなの耐えられるわけがない!!







「ねぇ、このまま続けたらどうなっちゃうの?」

知らぬ間に俺は射精寸前まで追い詰められていた。
我慢汁のせいでヌルヌルになった奈緒の指は、今までのどんなオナニーよりも気持ちよかった。
だが俺にも男の意地がある。年下の奈緒に対して快感に溺れる顔を見せるわけにはいかない・・・俺は目を固く閉じて抵抗した!

「言えない? ふふっ、言えないんだぁ・・・」

俺の限界が近いことを察したのか、奈緒の手つきが緩やかになった。
少しだけほっとする俺・・・思わず目をあけて奈緒の方を見てしまう。

(あっ・・・!)

予想よりも近くに奈緒の顔があった。しかもこちらをみて微笑んでいる!
その顔を見た瞬間、なぜか突然恥ずかしさで頭がいっぱいになってしまった!

「でもあたし知ってるよ・・・女の子の雑誌に書いてあったもん」

く、くそっ!!

今の一言でさっきよりもペニスが敏感になったように思える。
奈緒の顔を間近で見てしまったせいで、さっきよりも緩やかな指技をリアルに感じてしまう・・・

「もうすぐシャセイしちゃうんでしょ?・・・だからこのまま続けてあげる。」

奈緒はあくまでも優しくトランクスの中を撫で回す。
さっきみたいにクチュクチュ音を立てることなく、あくまでもねっとりと・・・快感を染み込ませるように。

(気持ちいいよぉ・・・奈緒・・・ぉ)

頭の中でどんどん奈緒が広がっていく。
このままでは俺は奈緒を思いながら無様に射精してしまうだろう。
無意識にベッドの端を握り締めてしまう・・・。

「クスッ、もっと気持ちよくしちゃうんだからぁ・・・」

突然、奈緒は俺のジャージを脱がせ始めた!
優しい手コキのせいでパンパンになっていたペニスがあらわになる。

「えいっ!」

「うわっ、な・・・なにを・・・」

さらに素早く自分の下着を脱ぎ去り再び俺の上にまたがってきた。
むき出しになった俺自身の根元を握り、膣口にそっと当ててきた!!

「タカヒロのおちんちんがカチカチになったから、あたしのアソコに擦りつけてみるの!」




プチュウウウゥゥ・・・ヌリュヌリュヌリュ・・・

ペニスの先が奈緒のアソコに強制的にこすり付けられる。
クニュクニュした柔らかい突起にペニスの先端がひっかかれる。

「お、うおおおぉ!?」

それは今までの指先の愛撫などとは比べ物にならない快感だった。

「ほらぁ・・・くるくる〜」

「ひいあああぁぁぁ!!」

面白そうにペニスを弄ぶ奈緒と、ただ一方的に快感をこらえるだけの俺・・・
もはやどちらが年上だかわからない。
年下の膣口に弄ばれ、挿入を許されないままペニスが白旗を上げようとしている。

「もう我慢できない? おもらししちゃう? フフフッ」

自分の手の中でペニスが先程までよりも膨らんだことを感じた奈緒が尋ねてくる。
このまま奈緒の中に挿入したい!!・・・しかしそれは許されない・・・俺の中で何度も繰り返される葛藤。

「奈緒、だめ・・・だめだぁぁぁぁ・・・・・・・・・!!」

俺は言葉を搾り出すかのように呟いた。
しかしそれは奈緒との肉体関係に対するダメ出しではなく、奈緒の手によって射精させられる事への拒絶に過ぎなかった。

「可愛い、お兄ちゃん・・・もっとヌルヌルにしちゃう・・・」

奈緒は射精間近のペニスに止めを刺すため、一度腰を浮かせた。
そして顔を近づけてトロリとした唾液をペニスの頂点に垂らしてきた・・・




「こうやると気持ちいいんだってさ・・・本に書いてあったよぉ」

クチュリ・・・・・・プチュッ・・・

ヌルヌル感が一気に増加したペニスを奈緒は両手で優しく包み込んだ。
そして左右の手を擦り合わせるように不規則に動かし始め、俺を絶頂へといざなう!!

「ああっ、あああぁぁ・・・!!」

とても初めてとは思えない男のツボを捕らえた手コキ。
精子が増産され、どんどん睾丸が上がってくるのを感じる。
奈緒の言うようにこんなことまで女の子の雑誌には書いてあるのか・・・ああぁぁ!!

「じゃあ最後は親指でクルクルしてあげるぅ〜」

奈緒は両方の親指を裏筋にピタリとくっつけた。
そして優しく何度も円を描き始めた。奈緒の指先がクルンクルンと動くたびに俺の腰もビクビクと跳ねる。
年下とは思えないそのテクニックに、俺はもう我慢することは出来なかった・・・

「奈緒っ、奈緒〜! もう出ちゃう!出ちゃ・・・ああああぁぁぁっ!!!」

ドピュピュピュピュ〜〜〜!!!!ドプッ、ドクドク・・・・・・

「うわぁ・・・いっぱい出るんだね・・・・・・」

言葉にできないほどの快感。俺が今まで生きてきた中で一番心臓が激しく脈を打つ。
年下の奈緒に突然襲われ、拒むこともできないまま快楽の絶頂に導かれてしまった。
男としてのプライドが一気に崩れ去り、快感で染め上げられてしまった・・・

「もっとシャセイするところ見せて?タカヒロ」

「お、おいっ!・・・あっ、ああぁぁぁ〜〜〜」

そして休む間もなく繰り返される快楽の指使い。
奈緒は射精直後の俺からさらに続けて二度、三度と精液を搾り取った。



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