1・体の自由を奪われたままでの耐久戦
俺は耐久力には元々自信があるので、こちらの勝負を選んだ。
「このままだと可愛そうだから手足を自由にしてあげようかしら…」
一瞬沙織の口元が淫らに歪んだ気がする。
「でも、こんな勝負を挑んでくるなんて…私の指技に耐えられるってことだよね。気が変わったわ。あなたは私の指技でいっぱい降参させちゃうよりも、体を擦り合わせてじっくり搾り取ってあげるほうが良さそうね。」
沙織は忍服の腰紐を緩め、薄い腰布一枚と胸元を隠すさらしを残して衣類を脱ぎ去った。
鍛え上げた筋肉をうっすらと脂肪で覆っただけの逞しい肉体、とでも言えばいいのだろうか。
彼女の体には無駄なところはなく、女性的な美しさとしなやかさを兼ね備えているのだ。
また、局部をさらしていないことで手足の美しさが際立って見える。
不覚にも沙織の裸体に俺の股間が熱くなる…
沙織は白く輝く体を見せつけながら俺に擦り寄ってきた。
「いきなり裸よりもこういう姿のほうが感じちゃうでしょ? それに悪いけどやっぱり手足は動けないままよ。」
このままか…思いっきり俺の当ては外れたが、まだ望みを捨てるわけには行かない。
俺は沙織を挑発し続けた。
「俺を拘束してないと勝てないのか…くのいちもたいしたこと無いんだなっ」
その言葉など特に意に介せずといった風に沙織はおれの首に腕を伸ばした。
「そんな減らず口が、しばらくすると聞けなくなると思うと寂しいわね…ふふっ」
沙織の小さな唇が俺の口をふさぎ、熱いと息を送り込んでくる。
(あああ…)
しばらくの間、俺はその甘い感触に酔わされた。
「気に入ってくれた?私の舌使い。こうやって唇を重ねながら、あなたの体中を撫で回してあげる…」
沙織は妖しい手つきで俺の背中や腰、くびれているところ全体を優しく愛撫していった。
「あああぁっ…」
その甘い手つきに思わず声が出てしまう俺。
沙織は俺の声に満足そうな表情をしている。
今度は軽く俺に抱きつきながら手の平全体で強めに筋肉を揉み解してくる。
触れられた場所が熱を帯びてくる…
「いい声ね。それに段々わかってきたわ…ふふ」
沙織の指先が不規則に蠢き、俺のくすぐったいところと感じるところを同時に責め始める!
「な、なにがだ…・あっ、ああ…そこっ」
しかも弱いところを探し出すと、確実にそこだけを集中責めしてくるのだ。
「これが秘技・淫蛇掌よ… あなたの弱いところがどんどん浮き彫りになってきてる…うふふ」
蛇が獲物を嬲り殺すように、沙織の指先は俺の急所を確実にあぶりだして痛めつけてくる!
くそ…絶対に負けられない。
「くうぅ…こんなの、こらえてやる…・んんん!!!」
怪しく這い回る蛇の感触を振り払うように、俺は自分自身に喝を入れる。
「いい表情ね。じゃあ今度はしゃべれなくしてあげる…」
沙織の指が俺のあごを引き寄せ、強引に唇を奪う。
彼女の舌が俺の口内に侵入して、俺の舌を包み込む。
そして時折強く巻きついて引っ張られたり、舌の付け根をくすぐられたり・・いいように嬲られてしまう。
俺は応戦することも出来ず、ひたすら耐えることに集中した。
沙織の口付けはとても長く続いた。
「ん…あふっ、あぅ…な…な…!!」
口元が脱力した俺を一瞬だけ解放した沙織が、腰布とさらしを素早く脱ぎ去って今度は正面から抱きついてきた!
「これでしばらく口元に力が入らないわね。 つまり、うまく我慢できないってことよ♪」
沙織の美脚がすうっと開いて、屹立したおれ自身をふんわりと柔らかく包み込む。
「そろそろイかせてあげる。あなたの好きな太ももでね…」
沙織は体を密着させたまま、両足を微妙に前後させて俺自身を内腿で締め付ける。
(これはっ! さ、さっきの右京がやってた技…・!!!)
俺の脊髄に、忘れかけていた刺激が蘇る。
危険な快感に俺が体を硬直させたのを察知した沙織が笑う。
「そうよ。わたしだって出来るわよ。 元々は私が考えた技だし…こういう変化もつけられるわ」
沙織は少し背伸びをして、自分の膣口に俺の亀頭をぴったりとくっつけた!
決して挿入させるわけではなく、あくまでも亀頭だけを愛撫するために。
そしてそのまま棹の部分だけを太ももでじわじわと刺激する。
ぬるぬるとした膣口の怪しい感触と、素股の奥義である「羽衣締め」の合わせ技…
俺は腰を震えさせて必死で抵抗した。
しかし、彼女が動いている速度の数倍の速さで俺の体に桃色の誘惑が広がっていく!
「もう射精したくてたまらないでしょ…恥ずかしいねぇ?私の中に入れるまでもなくまたお漏らししちゃうなんて♪」
沙織はそういいながら、意地悪に膣口を亀頭の先端とくっつけたり離したりを繰り返す!
ふたりの股間からぬるぬるとした液体が淫らに糸を引いている。
しかしそれは俺自身が吐き出している快楽の証。
(ま、まるで本当に犯されているような…ああっ!!)
「ほら、もっと頑張らないと男の子失格だよ?」
沙織が少し腰を浮かして、今度は裏筋部分にちゅっ、ちゅっ…と膣口で接吻をする。
「もうだめなの?うふっ…えいっ♪」
沙織はおれに我慢する力が無いことを確かめると、とどめの一撃を放ってきた。
くちゅ、くちゅっ、くちゅううっ!!!
沙織の腰が軽く捻られる。
膣口による亀頭への刺激に回転が加えられて、おれはとうとう我慢することが出来なくなった。
「うあああああっ、うおおっ…・ああああぁん!」
どぷっ、ドピュ…ぷぴゅぴゅ…
強くしごかれたわけでもなく、搾られたわけでもない。
しかし俺は確実に沙織の技巧に敗北していた。
そしておれは生きてきた中で一番恥ずかしい声をあげさせられてしまった。
だが、俺の羞恥心を塗りつぶす程の快感が肉棒からとめどなくあふれ出してくる。
「いっぱい出た…くすくすっ」
沙織は射精後であるにもかかわらず、いつまでも震えている俺の肉棒を見ながら楽しそうに笑っている。
そして骨抜き状態となった俺を抱きしめると耳元で囁いてきた。
「このままじゃあ後で私の中に入れた瞬間イきまくりになっちゃうよ? だからもう一度絞ってあげる。 自分の出した白いよだれで、いっぱい感じちゃいなさい」
おれに抱きついたまま沙織の責めが再開される。
じんわりとあの太ももで肉棒を抱きしめての愛撫。
そんなに激しく動かれていないのに思いっきり感じてしまうのは、おれが射精直後だからなのか…
「うあああああっ、がああぁ!!ああっ、おかしくなっちゃうよ!!」
わめき散らす俺を見ながらの沙織の責めはさらに続いた。
沙織に抱きしめられて、股間を弄ばれながら俺は自分の誇りが少しずつ削られていくのを感じていた。
おれの肉棒は沙織の柔肌に挟まれ、歓喜の声をあげ続けている。
とめどなく精液を垂れ流し、下半身が言うことを聞かない。
「上のお口も、下のお口も素直になってきたみたいね。あなた、もう少しで堕ちちゃいそうよ?」
沙織は俺の顔を覗き込みながら、快楽に惚けつつある俺の意志を確認していた。俺の中で芽生えた、
「このまま快感に身を委ねたい」という気持ちが、脱出の意思を鈍らせる。
仮に今ここで解放されたとしても、ここまでたっぷり精力を削られた後では…
得意の忍術でやつらを欺くことは難しいかもしれない。
沙織の性技は確実に俺の任務遂行の道を閉ざし始めていた。
「ねえ、さっきの言葉…たっぷり後悔させてあげる。それと自分の無力さを思い知らせてあげる。」
沙織は指を鳴らして、おれの拘束を解いた。
先へ
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