「もう充分に骨抜きみたいね?そろそろいいわ。二人とも影に戻りなさい」
右京と左京の連携技の前に陥落間近の俺を見て、沙織が二人の動きを止めた。
「沙織様、あとで私たちも楽しませてくださいね?」
おれを虜にした右京が名残惜しそうにつぶやく。
「もちろんよ。三人でたっぷりと楽しみましょう…ふふっ♪」
沙織が手をかざすと、右京と左京は元通りの影へと変化した。
しかし、先程よりも俺の体への締め付けが苦しくなっている!
空中で俺の腰が少し浮かされ、沙織のほうへと突き出されている格好だ。
「面白いことしてあげるね」
忍服の懐から取り出した小さな固形物。
まるで緑色の小石のような塊を口に含んで、何回か沙織は口を動かした。
「んうぅ…ふふっ」
それから俺の股間に向かって口をすぼめて優しく息を吹きかけてきた。
ふぅーーーーっ…
その息の中に、銀色に細く輝く線が見えた。
「い…糸…?」
まるで蜘蛛のように沙織は糸を吐き出している。
おそらく先ほど口に含んだものを細くほぐしてから出しているのだ。
その吐き出された糸がおれの肉棒にふわふわとまとわりついてくる。
ふんわりと全体を包み込んでいるその糸に今のところ感触は無い。
「そうよ。この細い糸だけであなたを完全に私の虜にしちゃうの♪」
俺の股間でうっすらと繭状になっている糸玉の中に、沙織はそっと指先を滑らせた。
「あああぁぁ…」
沙織の指先が一瞬だけ俺の亀頭や棹、玉袋を爪の先でじりじりと刺激する。
「くすっ、これだけでも感じちゃうのね?」
そして俺に見えるように自分の両手を開いてみせる。
彼女の指先からおれの股間に向かって細い銀色の糸が伸びている。
おれの股間と沙織の指が直結している状態だ…!!!
「うふふ…ほらっ」
くいっ!
ふいに沙織が指先をすぼめて何かを包み込むような仕草をした。
すると不思議なことに俺の亀頭が包み込まれるような錯覚に陥った!
「…えっ!」
沙織は俺の眼前で綾取りをするかのように糸を絡ませたりほぐしたりしている。
じれったい快感がおれの股間を蝕む!
「ちょ、ちょっと…ああっ!」
そしてその動作は、空気中で見えない「なにか」を愛撫しているかのように妖しいものだった。
俺は食い入るように沙織の指先の動きを見つめた。
「そろそろ滑らかに動かしてあげる…ほらっ」
今度は彼女の指先が折り重なって…両方の人差し指で亀頭をこね回すかのように動く。
指先がなにかしらの動きを見せると、不思議なことに俺の肉棒も容赦なく快感にさらされるのだ。
「あっ!、先っぽが…ああああっ!!!」
沙織は両手の指を交差させ、ねっとりと絡みつくような動きを見せた。
「右京と左京にいじめられた今、私の指技に耐えられるかしら?」
沙織の指先が直接触れている以上に、俺の股間にもその感触が伝わる!
「…ぅあああっ」
堪えきれず思わず声を出してしまう俺を見て、ふふっと微笑む沙織
「女の子の綾取り遊び…教えてあげようか?」
沙織は両手の指先を一度ぴったりと合わせてから再び引き伸ばした。
「うぁぁ…」
とたんに優しく亀頭を挟み込まれた感触が沸きあがる。
彼女の手の中で粘度の増した銀色の糸が、沙織の両手の指先を橋渡ししている。
「ふふっ、おちんちんが縛られちゃうね?」
そして糸の間に俺自身を挟み込むように絡めてから、沙織は小指と親指をくねくねと動かしてきた。
「ん…はぁ」
銀色の糸が亀頭のくびれを巧みに弾き、沙織の手の中で俺は踊らされる。
たかが糸なのに!
もどかしい刺激に思わず反応してしまう俺。
「これが『橋』、そして今度は『川』だよ…うふふっ♪」
沙織の手の中で銀色の糸がぬらぬらと光りながら、面白いようにその姿を変えてゆく。
銀色の糸は沙織の意のままに形を変える。
そのたびに、障害物であるおれ自身にねっとりと絡みつき、弾きながらじわじわと刺激を蓄積させる。
「必死ね。でももっといじめたいの…ごめんね」
沙織はそういうと、綾取りの形をさらに複雑に変化させた!
彼女の指…いや、両手が縦に俺を挟み込む。
もちろん直接触れているわけではない。
右手はまるで亀頭を摘み上げるかのように、左手は玉袋を包み込むように…
綾取りで言うところの『箒(ほうき)』の形だ。
「いい声で鳴かせてあげる…くすっ」
沙織はそのまま、両方の指先に力を入れてくすぐるような動きをして見せた。
その手の動きにあわせて糸も激しく揺れ動く。
「うあっ、ああぁん!!」
おれの亀頭の先が、糸の動きでいたぶられる!
玉袋は全体的にやわやわと弄ばれている!!
しかも本当の指先ではなく、あくまでも糸による刺激なのだ。
決定的な射精にいたるほどではなく、生殺しにされている状態。
「箒でお掃除してあげる…もっとしごいてもいい?」
指先で絡めた糸をさらに激しく弄ぶ沙織。
その指先の威力を高めるために、糸とつながる亀頭と玉袋への距離が縮まっていく。
(もう少しで…沙織の指が触れる…)
俺は無意識に期待していた。
沙織の指先の糸が亀頭の真上に円を描いたとき、俺は少しだけ腰を浮かせてしまった。
そして沙織の指先がほんのわずかに鈴口に触れたとき、
「っ!!」
おれは全身を硬直させて、その刺激を味わってしまった。
イきたい! 思わず俺の口からその言葉が出そうになったその時、
「だめよ」
すーっと離れていく沙織の指先。
そして残念そうな顔をしないように堪える俺の顔を覗き込んで、いたずらっぽく微笑む沙織。
「今、勝手に私に触ったでしょ? いけないんだぁ…うふふ」
「これが淫法・糸傀儡よ。
あなたはおちんちんに触れられることも無く、私の指の動きに反応させられちゃうの」
滑らかに綾取りのような動きを繰り返す沙織の指先…
「そして最後には、体だけじゃなくて心まで全部私に操られることになるのよ。くすくすっ♪」
その言葉が嘘ではない証拠に、おれの股間には先ほどから快感がどんどん蓄積されていってる。
「あああぁっ、だめ! それだめえぇ!!!」
まるで快感神経に直接愛撫をされているかのように、俺は悶え始めた。
「だいぶ効いてきたでしょ?これで思いっきり吐き出させてあげる…秘技『天女の指構え』!!」
しつこく指先が絡みつくような刺激から一転して、今度は柔らかい布きれをかぶせられたまま撫で回されるような…
優しい刺激が俺を襲う!
「あああぁっ…気持ちいいよぉ…」
沙織の左手が棹を上下にしごきあげ、右手が亀頭を全体を包み込んで撫で回すような動作をした瞬間だった。
「ふふっ、ついに言わせちゃった♪」
あたかも天女が舞い降りてその羽衣で俺を包み、優しく何度も愛撫されているかのような甘美な感覚が俺の背筋を駆け抜けた。
限界まで我慢を重ねた俺自身から、沙織の指先が最後の力を奪い去っていく…
「もうあなたは耐えられないわ… くのいちの技で、無様にイっちゃいなさい!」
沙織は右手を猫の手のような形にして、亀頭全体を撫で回す動きを見せた。
「で、でるっ!!! ぐああああああぁぁぁっ!!!!」
沙織の右手が何度か空中でひらめいた。
その指技の前に、おれはとうとう敗北の証を撒き散らしたのだった。
吐き出している最中も、沙織は愛撫の手を緩めない。
二度も三度も連続して腰が痙攣させられている…
通常の一度の射精などでは考えられないような長い時間、俺は沙織に抜き取られた。
「たくさん出しちゃったね。でもまだ十分の一くらいかしら…
今度は私の指で直にしごいてあげる。そのあとは私の体を擦りあわせてもう一度…くすくすっ♪」
肩で息をする俺を見ながら、沙織は妖艶に微笑んだ。
そしてゆっくりと焦らすように忍服を脱ぎ始める。
女性としての魅力を保ったまま、見事に鍛え上げられた沙織の肢体が俺の目の前に…
「最初に言ったでしょう?奪ったものは返してもらうって。 私の中に入れるまでにあと何回か搾ってあげる。
そのあと、あなたが機密情報を思い出せなくなるくらい壊してあげる……」
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