「どうですか? 私の脚でイきたいですか?」
俺をじっと見つめる右京の大きな瞳。
こいつの持っている甘い雰囲気は男を自然に狂わせる。
俺の口元は赤子が母親に乳をねだるかのように震えていた。
しかし…
(右京にイかせてほしい…けど…)
俺は右京から視線をそらすと、俺を拘束している左京のほうを見た。
「ん?……なんだ、私のほうを見て」
視線に気付いた左京が言った。
「もしかして私にイかせて欲しいのかい?」
俺は頷く代わりに左京から視線をそらした。
今まで目の前の右京にばかり気を取られていたが、左京も独特の雰囲気がある。
「まあ…残念ですわ。左京に気を取られてしまうなんて」
ちょっと拗ねたような素振りを見せる右京。
太ももの拘束が緩み、羽衣絞めが解除される。
じわりと股間に広がる安堵……無様にイかされずに済んだようだ。
逆に左京は俺の顔を覗き込んで軽く唇を合わせてきた。
軽く舌先で俺の口内を荒らしまわった後、左京は沙織のほうをちらりと振り向いた。
まるで「イかせてもいいわよ」とでも言わんばかりに、沙織は無言で左京に頷いた。
「私を選んでくれたお礼をたっぷりしてあげないとな…」
今まで押さえ込まれているだけで、まともに左京の顔を見ていなかったが
沙織や右京に勝るとも劣らずの美形だった。
右京ほど胸は大きくないが、全体的に流れるような体型というか…
沙織と同じようにすらりとした体つきだった。
そしてこの顔つきは……まぎれもなく左京は男殺しの色香を身にまとっていた。
「手加減できないかもしれないけど許しておくれよ。気持ち良過ぎる時は遠慮なく喚いてくれ」
不敵な笑みを浮かべながら、左京は俺の股間を撫で回す。
その言葉と手つきに思わず股間が反応してしまう。
「私は沙織様や右京みたいにたくさん技を持っているわけじゃないけど…」
左京は正面に回ると、俺にひざまづくような格好になった。
代わりに右京が俺の背後に回って、しっかりと俺を拘束する。
「…お前を何十回もイかせてやるよ」
俺に向かって片目を瞑って誘惑してくる。
左京の指先がさわさわと俺の肉棒を這い回る…
細くて長い指先が妖しく蠢き、絡みつく様子を見ているだけで感じてしまいそうだった。
(そんなに何十回も……イくわけないだろっ!!!)
おれは目を固く閉ざして左京の言葉に反抗した。
あくまでも優しくうごめく左京の指先。
「もう我慢したって無駄だよ。右京にここまで高められてれば簡単さ」
ぎゅううっ!
(ぐっ…)
鋭い痛みが一瞬だけ股間に走り、俺は目を見開いてしまう。
左京の左手は俺自身の根元を絞り上げ射精を許さない。
右手は亀頭と棹の境界線を爪の表面で刺激してくる!
すぐに痛みは和らぎ、あとには快感だけが残された…
俺が漏らした先走りを指に絡めると、本格的にしごきだした。
くにゅっ、くにくにっ
根元を押さえたまま右手の三本指で亀頭を捻る左京の性技。
じわ…少しだけ精がにじみ出てしまう。
(あっ…ううぅっ……)
先走りではない乳白色の液体が、鈴口の先端に姿を現す。
無理やり根本を締め付けられているのに漏らしてしまう…
「少しでたけどこれだと弱いか?……じゃあ、ほらっ」
きゅきゅきゅうっ!!
じゅわっ…!
(で、出るっ!……ぁぁっ)
さっきよりも少しだけ多くにじませてしまう。
量にしてみるとほんの数滴だけ搾り出される俺の精…
しかし、もどかしさよりも快感が上回っている!!
むずむずと体の奥から疼きが広がり、
「あっ、ああっ、出…ああああっ!!!」
次の瞬間、俺は射精してしまった!
体を激しく震わせて快感に抗う。
しかしいつものように大量に発射できない。
「どうやらこれがいいみたいだな…くくっ」
俺の様子を見て、左京が妖しく笑う。
そして先程と同じように少しだけ搾り出す手つきを……うあああっっ!!
きゅきゅううう!!
「そらっ、もう一度イっちゃいな!!」
またもや、じゅわっ…と股間に快感が広がり、ゆっくりとしみこんでいく。
さっきと同じように俺の体が震える。ああっ、抑えがきかない!!
先端にじんわりと滲み出た精を、ぴちゃぴちゃと音を立てて舐めとる舌先…
「ひあああっ」
連続射精…しかし根本をしっかりと抑えられているので少量だけの放出。
さらに射精直後の舌先の愛撫。
「ほら、また出てきたぜ」
ぴちゃり…左京の舌先が亀頭の先端だけを這い回る。
「ちょ…まって……ああっ!!」
ほんの少しずつ搾り出されることがこんなに気持ちいいなんて!!
股間に流れるもどかしい快感の波は、左京が意図的に作り出しているものだ。
左京は一度に大量の精を吐き出させるのではなく、細切れにして断続的に少量ずつ射精させる技で俺を翻弄する。
残酷な寸止めよりも、肉体的にも精神的にも俺を確実に追い込んでくる。
じゅわっ…
「またイったな。舐めとってやるよ」
左京の小さい舌先が亀頭の先端を拭き取るように舐める。
「ああああっ…はぁっ!!!!」
ぴゅううぅ…
何度も何度も力なく俺の亀頭からじわじわと絞られる精。
それらは全て左京の唇に吸い込まれてゆく。
体力の回復も許されないまま、何度も何度も絶頂に導かれてしまった…
「左京ったらやっぱり一度くらいじゃ済ませられなかったみたいね」
遠くで沙織の声が聞こえる。
気がつくと俺はうつろな瞳で左京を見つめていた。
そして左京が上目遣いで俺を見上げるたびに…
「あがああぁぁっ!!」
じゅわ…ほんの少しだけの射精。
しかし確実に俺はイかされているのだ。
亀頭が今までになく敏感にされ、幾度も射精させられたせいでくノ一の性技に対する抵抗力は皆無に等しくなっていた。
左京の射精管理に翻弄され、抱きしめられながら脱力する俺を見て沙織は小さくつぶやいた。
「左京、その辺で勘弁してあげたら?」
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