「どうですか? 私の脚でイきたいですか?」
じっと見つめる右京の瞳……こいつの持っている独特の雰囲気は男を自然に狂わせる。
俺の口元はまるで赤子が母親に乳をねだるかのように震えていた。
(イかせてほしい……)
俺がこくりと頷くと、右京は満足気に笑った。
「嬉しいですわ。でもあなたの最初は沙織様のものですから」
右京はそう言って沙織を見た。
沙織は右京に向かってやさしく微笑んでいる。
「一度ぐらいだったら彼から抜き取ってあげてもいいわよ」
右京に対する沙織からの許可……
俺を羽衣締めで絶頂させてもいいということか。
主人に対して軽く頭を下げる右京。
「沙織様からお許しをいただいたので、あなたの初めては右京が導いて差し上げますわ」
右京は満面の笑みとともに性技を再開する。
先程までは生殺しを前提でふわふわと蠢いていた右京の指先が、明確に俺をイかせる動きに変化している。
しかし太ももに挟まれた肉棒は絶妙な圧力で弄ばれ、いまだに射精を許されない。
彼女の桃尻から露出させられている亀頭は二本の指で挟まれ、円を描きながら捻られてゆく。
俺の肉棒も再び歓喜の涙を流し始めた。
(う、右京っ……右京!)
俺の顔色を窺いながら柔らかい笑みを浮かべる右京は、今の俺には天女に見えた。
この美しい天女になら、自ら精を捧げたいと思わせるほど魅力的だった。しかし……
「もうすぐ出てしまいそうですね。では……」
ぴたりと止まる指先。
中断される快楽の旋律。
満ちてきた潮が突然引いていくような空しさ。
「あああっ……」
「まだまだ射精するには早すぎますわ」
俺は女神にすがるような目で右京を見ていたに違いない。
「もう少し頑張れますでしょう?」
優しい顔をした悪魔、とでも表現すればいいのか。
丁寧な物腰なのに、右京の男への責めは非道だ。
今度は指先を使わずに太ももの締め付けだけを何度も繰り返してくる。
このままでは発射できない…そう感じた俺は自分から腰を動かし始めた。
「あら、おねだりですか? ふふふ……」
俺の動きを感じた右京は、両手で俺の腰をつかむ。
そして、俺の腰の動きに合わせて自分も同じように腰を振る。
(ああぁ、動くな! くそっ……)
押せば引き、引けば押してくるその動きに、再び射精への快感が遠のいていく……
俺の様子を見て右京は小さく笑い出す。
「自分から到達しようなんて許しませんわ」
右京は太ももの圧力を緩め、代わりに指先や手のひらで俺の体をさすり始めた。
むず痒い感覚に蝕まれてくる。
(もっともっと焦らして、恥ずかしい声でイかせてあげますわ)
「では、とどめですわ」
ようやくこの苦痛から解放されるのか…………頭の中に安堵がよぎる。
しかしここで再び彼女の気が変わってしまうかもしれない。
俺は恐れた。右京は気分屋なのだ。
しかしそんな心配をよそに、右京の性技は最終段階に到達していた。
太ももの圧力は緩み、肉棒には小刻みな振動が加えられている。
また、亀頭に添えられた指が裏筋の一点を刺激し始めた。射精感が玉袋の底からわきあがってくる!
「もはや挿入するまでもないです。このまま果ててください」
右京の柔らかくも冷酷な笑みを見た俺は…………
「はぁぁああああ! だ、だめぇええ!! で、出るぅ! 出ちゃううぅぅぅ!!」
どぴゅっ、どぴゅぴゅぴゅぴゅ〜〜〜〜〜!!!!
激しい射精と情けない声を同時に吹き上げさせられた俺は、一気に脱力してしまった。
そんな様子を無視して、まだ固さを保つ俺の肉棒をつかむ右京。
「…………もうひと絞りですわ」
そう言うや否や、右京は精液まみれの肉棒を自分の胸に押し当てる!
忍服からあふれる谷間に飲み込まれた俺自身は、先程以上にそそり立たされた。
そして右京の胸の中を何度か泳いだだけで…泳がされただけで……
「ああああっ…… はぁっ!!」
ぴゅううぅ……
力なく俺の亀頭から絞られる精。それらは全て右京の体にしみこんでゆく。
体力の回復も許されないまま、右京に二度も導かれてしまった。
「ふふっ、右京ったら……やっぱり一度くらいじゃ済ませられなかったみたいね」
右京に抱きしめられながら脱力する俺を見て、沙織は小さくつぶやいた。
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