プロローグ&登場人物紹介
―――アウトサイダー――― そこは最強を追い求めるあまりに社会のはみ出し者となった格闘家が集う無法 の地。 一度、ゲージに入れば格闘家達は己の中に潜む獣を解き放ち戦い続ける。 そこに止める者の居ない。 勝敗を決めるのは当事者同士のみ。 そんな猛獣の檻で二人の天才格闘家の闘いが今、始まる…… 登場人物 貴倉あさぎ 「怪我するのも恥をかくのも嫌なら、さっさと帰った方が良いよ」 年齢二十五歳、元総合格闘家。 一度でも見た技はその場でコピー出来るほどの観察眼と身体能力を持ち、十年 に一人とも二十年に一人とも言われる天才格闘家。 一度はプロデビューをしたが恵まれすぎた才能が災いし、片手で数える程の試 合をこなしただけでカードを組まれる事が無くなった。 男に生まれていればと才能を惜しむ声もあったが、当の本人はアウトサイダー の噂を聞きつけ、あっさりと表世界に見切りをつけ参戦。 誰に対しても愛想の無い態度と物言いだが自分の後をついてくる坂下勇悟には 何かと目をかけている。 才能に溺れず一度、習得した技は何度でも繰り返し反復する努力を怠らない。 その為、闘いの中で技をコピーされた相手がリベンジしてきても、より完成度 の高い技で相手を返り討ちにする内にアウトサイダー最強の称号を贈られた。 他にも女帝、暴君、破壊神等の異名を持つ。 坂下勇悟 「押忍、よろしくお願いします」 年齢二十歳の元ボクサー。 将来、世界を取るとまで言われたが顔付き、体格、共に格闘家らしく無く、ス ター性に欠けると将来を断たれストリートファイトに身を投じていた。 そこで貴倉あさぎと出会い、女という性別、体格と言ったハンディを感じさせ ないその強さに惚れ込み後を追う。 ボクシングを始めるまでは空手をやっていたため基本的に礼儀正しいが、顔付 きや体格にコンプレックスを感じており、それに触れると相手を潰しかねない 闘いぶりを見せる気性の持ち主。 ただし、貴倉あさぎだけは例外でコンプレックスに触れてもそんなそぶりを見 せない程に尊敬している 体格差を補うために空手やボクシングに拘らず様々な技を身に付ける柔軟さを 持つ。 その習得速度は貴倉あさぎの様にその場でコピー出来る程のものではないが非 常に高い。 |
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