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パサリ……

僕の目の前で生まれたままの姿になる千春ちゃん。
首筋や手のひらと同じように真っ白な彼女の体が僕の目の前にさらされる。

(うわ……すごく大胆だ、千春ちゃん)

彼女の顔を見るのが恥ずかしくて視線を落とすと、腰からまっすぐに伸びた美脚に目を奪われる。
太ももの辺りを見つめると、うっすらとしたヘアが……

「あんまりジーっとみないでね、お兄さん」





「ご、ごめん!」

慌てて視線を上げると、今度は思いっきり目が合った。
視界の隅に彼女のピンク色の乳首は見えるのだが、こんなにまっすぐ見つめられては……バストを凝視することも出来ない。
少しツリメの大きな瞳から目が離せない。

「さっきも言ったように、舞にはいつも先を越されっぱなしなんです」

裸のまま僕の隣にストンと腰掛けて、千春ちゃんは再び丁寧に服を脱がせ始める。
どんどん裸にされていく……恥ずかしがる様子を楽しむように、千春ちゃんはクスっと笑う。
そして僕の上半身を完全に裸にすると、優しくベンチに横たえた。

「あっ……」

自分よりも背のちっちゃい千春ちゃんに簡単に転がされた。
見下ろされるような体勢が何だか恥ずかしい。
それに体にうまく力が入らない。
さっきのお茶に何か入っていたのか……?

「今日だって……朝の更衣室で舞が『彼氏とデートする』って言ってたから、もう悔しくて!」

つつつ……

「うっ」

千春ちゃんは僕に語りかけながら指先で上半身をなぞりはじめた!

「だから、もしも私の目の前に彼氏さんが来たらぁ」

「あっ……ああぁ……」

「舞から奪っちゃおうかなって思ってたの」

彼女の細い指が本格的に動き始めた。
まるで性感マッサージのように両手の指を全部使っての上半身愛撫。
乳首はもちろん、首筋や脇の下、肩やわき腹なども丁寧に撫で回される。
くすぐったさを感じさせないそのテクニックに思わず声を上げてしまう。

「そしたらお兄さんがお店に飛び込んできちゃうんだもの」

「うあっ!」

千春ちゃんの指先でクリクリと乳首を転がされ、思わずビクンと体を跳ね上げた。


「はじめはまさか舞の彼氏さんだとは思わなかったけど……」

軽く暴れる僕を抑えながら、今度は千春ちゃんの顔が僕の胸板に近づいてきた。
同時に、二つに結んだ長い髪も僕の胸に……ああ、すごい柔らかい。
その感触に酔っている間に、千春ちゃんの顔が僕の目の前に現れた!


「これって飛んで火にいる夏の虫……ですよね」

じっくりと焦らすように、千春ちゃんの顔が僕に近づいてくる。
こ、このままじゃキスしちゃうことにいいいぃぃ!!


「だ、だめ……だめだよ」

「すごく感じやすいんだね、お兄さん」

大きな瞳の奥に淫らな炎を浮かべ、千春ちゃんが軽く僕の唇にキスをしてきた。
本当にチョンっと触れる程度。
その小さなキスは僕の心を大きく揺さぶった。

「あー、舞の彼氏さんからキスされちゃったぁ……」

「なっ! ち、ちがっ……ング!!」

イタズラっぽい顔の千春ちゃんに反論しようとしたところに
もう一度、今度は少し長いキス。

それもほんの数秒間。

「ふふっ……」

(ま、舞ちゃんごめん……)

だが僕の心を迷わせるには、それだけで充分だった。
目の前にいる小悪魔・千春ちゃんの甘い誘惑にジワジワと引き込まれていく。

「舞に開発されたの?」

キスの余韻に浸る僕の耳元で囁く千春ちゃん。

「じゃあ、ここも感じちゃうよね? ほらぁ……」

「はうっ!!」

そのまま耳たぶをぱくりと咥えて、丹念に舐めまわして来た。
その間にも彼女の指先は上半身を撫で回している。
体の表面と内部を駆け巡るゾクゾクした感じがたまらない。

「あはっ、思ったとおりですぅ♪」

ふるふると悶える僕の上に完全に覆いかぶさる千春ちゃん。
両手で僕の肩を押さえつけて、倒れこむように唇を重ねてきた!

(この子、すごい積極的で……逆らえない)

知らず知らずのうちに自分から舌を伸ばしてしまう。
さらに深いキスでそれに応える千春ちゃんの舌先。
無防備に伸びた僕の舌先を絡めとって、何度も何度も自分に引き寄せる。
彼女の息も上がってきた……

「キスされるの好きなんだ? もっと可愛くしてあげる」

「ふあっ……や、やめ……あああー!!」

いったん僕を解放してから、さらに繰り返されるキス。
脱がされているのは上半身だけだが、すでに僕の下半身は燃えたぎるように熱くさせられていた。

「千春もなかなか上手でしょう? 舞には負けませんよぉ」

ちゅぱちゅぱと音を立てながら、何度もキスを迫る千春ちゃん。
このキスはもはや愛撫といっても過言ではないレベルだ。
キスだけで僕のアソコはビンビンにさせられちゃってる……

「あふ……」

「くすっ、もうすっかり夢中かな?」

さらに一分近くキスを重ねて、完全に僕をクタクタにした千春ちゃんがベンチの下から何かを取り出した。

「これ、なんだとおもいます?」

「……えっ?」

彼女の手には3本のガラスの棒が握られていた。
ひとつは真っ赤な液体で、クランベリージュースみたいだ。
そのほか青くてトロトロした感じのものと、一目で粉薬とわかる黄色い粉末。

「この中に男の人を虜にしちゃう薬がひとつだけ混じってま〜す」

「!!!」

まさか千春ちゃんはこの薬を使って僕と舞ちゃんを引き剥がそうというのか!?
そんなことは断じて許されることではないのに……思考がうまくまとまらない。

「ここから先はお兄さんに選ばせてあげます。どれがいいですか?」



選択肢


【赤色の水薬を選ぶ】

【青色の粘液を選ぶ】

【黄色の粉薬を選ぶ】

【選択することを拒否する】

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