他愛ない話や人形の説明などをしている間に、
千春ちゃんの口調が少しずつ変化してきた。
「お兄さん、あたし……舞にはいつも先を越されっぱなしなんですぅ」
この子はあんまり人見知りしないタイプらしい。
老舗人形店の社員から、あっという間に素の自分に戻ったみたいだ。
「たしかに舞は可愛いですよね……お客様ウケもいいみたいだし」
口を少し尖らせて不満そうにため息を吐く千春ちゃん。
フランス人形みたいに真っ白な彼女の、チョット甘えた声はなかなか可愛い。
「舞ちゃんと同じくらい千春ちゃんだって魅力的だよ」
慰めじゃなく、本当にそう思う。
思わず抱きしめたくなるような華奢な体と、千春ちゃんの愛らしい顔立ちは男だったら誰でも惹かれるはずだ。
「あー、そんな風に舞を口説いたんですね? やるなぁ、お兄さん」
僕の言葉に気を良くした千春ちゃんが
クスクス笑いながらこちらを見つめ返してくる。
本当に可愛いんだけどなぁ…………なんて考えてると浮気だよね、これ。
いかんいかん……
このお店の中は通路がゆったりと作られていて、いくつか休憩スペースがある。
少し歩いたところに3人がけのベンチがあった。
ベンチといっても真っ赤な繊毛を引いて、井草で編んだようなクッションが敷いてある。ちゃんと和風だ。
「こちらへどうぞ」
千春ちゃんに促されてそこへ座ると、
彼女は休憩スペースの裏に何かを取りに向かった。
すぐ近くでコポコポという音が聞こえた……お茶を入れてるのかな?
(しかし彼女もスタイルがいいなぁ……)
ふわふわ揺れる青いリボンに思わず見惚れてしまう。
背筋をまっすぐ伸ばして歩く後姿は舞ちゃんと同じで美しい。
身長なんか150センチくらいしかないはずなのに6頭身に見える。
「はい、お茶が入りましたよ」
熱いお茶とお菓子を持って千春ちゃんが戻ってきた。
おっ、なぜか茶柱が立っているぞ。
「どうですか?」
ずずずー
「美味しいね」
「ふふっ、よかったです♪」
ニッコリ微笑む千春ちゃん。
その笑顔がとても子供っぽくてドキっとした。
お菓子を食べながら千春ちゃんから人形についての説明を聞いた。
熱心に話す彼女の話をウンウンと聞いた。
(本当は舞ちゃんからも聞いたことある話だけど、まあいいか……)
千春ちゃんの声は岩清水が流れるような音というか、とても聞きとりやすく耳に心地よい。
非常に上手な説明なんだが、逆にそのおかげで軽い眠気が……
「私の話、退屈でしたか?お兄さん」
「い、いや! そうじゃないんだ……」
僕はだらしない自分の太ももを思い切りつねった!
痛みで眠気を吹き飛ばそうとしたんだが、どうにもうまくいかない。
それどころか眠気は一秒ごとに深く、強くなってくる……
「そろそろ効いてきましたね?」
「えっ……?」
じーっと僕を見つめていた彼女がニヤリと笑った。
そしてお茶とお菓子を下げると、僕の服を脱がせはじめた!
「なに……を……!」
千春ちゃんは僕の左手に強めにぎゅぎゅっと握ってきた。
上目遣いで僕の様子を窺っている。
「痛くないですか?」
「う、うん……」
それどころかマッサージされて気持ちいいし、彼女の手の感触がスベスベでたまらなかった。
実は通常なら悲鳴を上げるほどの力で手のひらのツボを押されているのだが、今の僕には痛みを感じなかった。
「軽く犯してあげます、お兄さん」
千春ちゃんが着物を脱ぎ始めた!!
【つぎへ】
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