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静香が太ももを上下させる動きを止めた。
ジンジンと痺れるペニスへの快感は収まらないが、
これ以上刺激されたらあと数秒でイク…というところでのストップ。




「素晴らしいですわ、お兄様」

「えっ…?」

寸止めされた反動で腰をモジモジさせつつ、息を切らせながら俺は静香を見つめた。
彼女はこちらをまっすぐ見て上品に微笑んでいる。

それは先ほどまでの見下すような目ではなく、
何かいいものを見たような、素直に感動しているような表情で。


「ここまで我慢なさるだけでも素晴らしいのに、まだ心が折れてないなんて」

「ま、まあな…」

実際に心は折れかけていた。
年下の静香の太ももコキに屈する寸前だったが、
この短いインターバルのおかげで少し持ち直せた。


「…こんな男性、今まで見たことありませんわ」

静香は両手を俺の肩に置くと、少し力を入れた。


「わわっ!」

「お兄様に敬意を表しています。ベッドの上に横たわってくださいますか?」

彼女の言葉が終わるよりも早く、俺はベッドに尻餅をついてしまった。
たっぷり我慢させ続けられたおかげで膝に力が入らない。
この先のことを考えるとベッドの上で横になったほうが気が楽だった。

「くそっ、一体なにを…!」

「とっても気持ちよくして差し上げます。それこそ病み付きになるくらい…」

「!!」

静香は整った唇の端を少し上げて、淫らに笑いかけてきた。
不覚にもその表情を見て俺の背筋と股間がドクンと震えた。


「きっと今のお兄様なら耐えられるでしょう?」

俺の両足を少し開くと、彼女はその間に正座するように身体を滑り込ませてきた。


「あの太もも責めに耐え切ったのですから」

「ぐあっ…」

少し落ち着きを取り戻した俺のペニスを、左手で無造作に掴む静香。
クニクニと硬さを確かめながら何度かしごかれると、再び身体の底から快感が駆け上がってくる!

「脚の次は手コキか!?」

「いいえ。私の唇で、今から責めちゃいます」

「なにっ!」

この美少女がフェラだと!?
俺が困惑している間にも、静香の顔がペニスに近づいてきた!





「大丈夫ですよ、ただキスするだけですから」

不敵な笑みを浮かべながら舌なめずりをしてくる。
小さく真っ赤な舌先に視線が釘付けになる。
良く見ると静香の唇はうっすらと桃色の口紅が塗られていた。

(今時の●学生は軽い化粧くらい当たり前か…)

だがその発見は俺をますます欲情させるだけだった。
動けない俺の股間に近づいてくる静香のツヤツヤの唇と、大きな瞳、そして肌に触れる柔らかい髪。
全てが俺を魅了してくる。
俺は今からこの美貌の女子中●生にキ、キスを…!

「クスッ♪」

いよいよ彼女がペニスを咥える、と思って股間に力を入れる。
おそらくやってくるであろう飛び切りの快感に耐えるための力を。

だが彼女の唇はペニスを素通りして、俺の胸元までやってきた!

「キ、キスするんじゃなかったのか?」

「ええ、しますよ。ただし、全身くまなく…ですけどね?」

ほんの20センチ以内のところに静香の顔がある。

(全身キス…!!)

その美しさに見惚れている暇はなかった。
彼女の顔が俺の左胸に沈んだ。

ちゅううぅ〜〜〜

「あ、あああああ!!!」

乳首を軽くかみながらの吸引。
それも複数の場所にゆっくりとなじませるように、小さな唇が這い回る。

「いい声ですね、お兄様」

さらに静香の唇が俺のわき腹へと移動する。
ほんの少しの痛みと、キュイッという音とともに俺の身体に刻まれる刻印。

「女子●学生にキスマーク…つけられちゃって。恥ずかしい人」

キスマークといわれて静香のキスした場所を見ると、くっきりと小さな唇のあとが!!

(やめてくれ…し、しかし…うあっ!?)

別に身体を縛られているわけではないのに動けない。
それにキスされた場所がジワリと熱を帯びてくる錯覚。
静香のキスは不思議だった。

「もうすぐ左の上半身はおしまいですよ」

静香は手のひらまで丁寧にキスをし続ける。
淫らな傷跡をたっぷり残されながら、まるで魔法にかかったように逆らえない俺。

「次は右側…上も下も全部キスしちゃいます」

その言葉通りキスをし続ける静香。
特に脇の下、乳首、アバラの真上などをキスされるとき、俺は恥ずかしげもなく声を上げてしまう。

「エッチな声ですね、お兄様。もっと私を感じさせて?」

全身キスといっても、ペニスと顔面だけはキスしてこない。
さすがに恥ずかしいのか…とこのときの俺は考えていた。

しばらくの間俺は静香にキスをされつづけた。






(…全身が熱い)

静香のキスは本当に容赦なかった。
正面の全身キスが終わった時点で、俺はすでに射精寸前だった。





「今度は反対側もしましょう?」








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