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麻衣さんに導かれて隣の部屋に着いた。

ピカピカに磨かれたピンク色の壁タイルと、金色の燭台の様な照明のおかげで明るいイメージの浴室だった。

真ん中にはゆったりとした浴槽があり、お湯が半分くらいまで張られていた。

すでに僕のペニスは先ほどの麻衣さんの微妙なタッチのせいで硬さを取り戻していた。


「ちょっと待っててね」

少し広めの浴室の中には銀色のマットが立てかけてあった。

麻衣さんはそれを床にセットして、シャワーのお湯をかける。

部屋はすでに暖かくなっており、シャワーの湯煙がもうもうと立ち上ることはなかった。


「リンくん、マットは初めて体験かな?」

僕は素直にコクン、と頷いた。

海やプールで使うマットよりもとても大きなそれは、両サイドに2つずつ取っ手が付いていた。

そして頭を置くであろう部分は微妙にくぼんでおり、これから自分がどんな体勢になるのかを容易に想像することが出来た。


「じゃあきっと病みつきになっちゃうわよぉ・・・」

麻衣さんはそういいながらマットの上に蜂蜜のようなものをトロトロとかけ始める。

満遍なくマットに振りかけながら、たまにシャワーでお湯を少しだけかける。

これがローションか・・・僕にとっては初めての光景。

そしていつか体験しようと思っていた憧れのマット・・・

僕は体を震わせていた。それは浴室が寒かったからではなく、いわゆる武者震いという奴だ。



麻衣さんはゆっくりとうつぶせになり、ヌルヌルになったマットの表面で体を躍らせた。

ネチョネチョピチョピチョといやらしい音が耳に響く。

四隅の取っ手を掴みながら麻衣さんは自分の胸やお腹を使ってローションをマットになじませた。


「これで準備完了よ・・・おいで? リンくん」

上半身を起こして僕をいざなう麻衣さん。

その笑顔に魅了されたように僕はマットに近づいて言われるがままに仰向けになった。

頭を乗せる部分にはバスタオルが敷かれていた。

ローションのベタベタが髪に付くことはないんだな・・・


「ここをしっかり掴んでいてね」

麻衣さんが僕の手を掴んで、隅にある取っ手を握らせた。

それでも僕の体はヌルヌルとしたローションのせいでマットの上をふわふわと動く。

これだけでもなんとなく心地よい。


ピチャッチャッ、ピチャッチャッチャッチャッ・・・

音のするほうを見ると、麻衣さんが両手を回すようにして洗面器の中で何かをあわ立てていた。

しばらくして僕の体の上に泡立てられたものを麻衣さんが乗せ始める。




「胸の辺りから綺麗にしましょう」

僕の股間を割って座り込み、上目遣いで僕を見る麻衣さん。

なるほど、こうすれば状態が安定する・・・感心する僕の体に石鹸を溶かしたような液体がまぶされていく。

泡まみれの麻衣さんの両手が僕の乳首をゆっくりと撫で回した。


コリコリコリ・・・クチュクチュクチュ・・・


「ああああっ・・・」

麻衣さんの指が乳首をなぞっただけなのに思わず声を上げてしまった!

今までより数段気持ちいいぞ・・・


「フフッ、今からリンくんをヌルヌル天国に連れてってあげるわ」


つづく

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