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「ふああっ!!」

背筋を駆け上がるのは猛烈な快感。
今日すでに何度目も恥ずかしい声を上げさせられている。

予約するのも困難な人気ソープ嬢である彼女のことを、ネットでは「自分が感じるために客を弄ぶのが得意」と書いてあった。
他にも自分勝手で手抜きとか、評判ほどのテクニックはない、などの意地悪な批評もあった。
しかし実際のところはどうだろう。
彼女が僕に送り込んでくる快感は今まで体験した風俗の中では一番強烈で、なおかつ相手の感じるところを徹底的に攻め立ててくる緻密さを持ち合わせていた。
僕の体と彼女のテクニックとの相性は間違いなく最上級だ。

「じゃあそろそろ舐めてあげる」

麻衣さんは僕の肩に手を置いてゆっくりと甘いキスをする。
うっすらと目を閉じて、僕の唇を優しく舐めまわしながら舌先を口内にねじ込む。

プチュウウウゥゥ……

小さな舌先が僕の舌を絡めとり、ねっとりと刺激する。
それだけで僕のペニスは少し硬さを増す。

「すごい……」

「今みたいに優しくしてあげる。しっかり我慢するのよ?」

彼女は体を密着させたまま、ゆるゆると僕の股間にめがけて体を滑らせる。
ツンとした乳首が僕の胸板をすべり、下腹部に到達した。

(あっ、そんなっ……!)

ふっと乳首の感触が消えて物足りなさを覚えたのも束の間、麻衣さんの熱い吐息が亀頭にまとわりついてきた。

「はむっ」

まずは舌先が亀頭を一舐めする。
それは予想以上にねっとりとした感触で僕を楽しませた。

じゅるっ、じゅぷぷぅぅぅ…




「ああっ!!」

快楽の沼に飲み込まれる僕の亀頭。

「んふっ」

麻衣さんはすぐに僕を解放した。
彼女の唇とペニスの間に銀の糸がつながっている様子は、とても卑猥だった。


「舐められるのって気持ちいいでしょう? いっぱい気持ちよくしてあげるからね」

また麻衣さんの口が僕のペニスを……あああああぁぁっ!!!

「いっぱい我慢するのよ? くすっ」



今度は先程と違って、パクリと軽く飲み込んだ後にくちびるが棹のほうへ移動した。
唾液をたっぷりと絡めた僕のペニスを、じゅるじゅると音を立てながら刺激してくる。

「んぅっ! んんっ ひいいぃっ!!」

彼女の顔が僕の股間でゆっくりと上下する。
その度にドクドクと快楽が上積みされて、僕の膝が震えてくる。
まるでペニスが彼女の唾液でとろけさせられてしまうかのように僕は悶えた。
麻衣さんの肩に手を置いたり、頭を抱えるような体勢になったりして踊らされる。

「ああっ、だめ!出ちゃう!!出ちゃうよぉぉ!!!」

あっさりと僕の口からギブアップの声が出る。

(まだまだこんなものじゃ済まさないわ)

それほどまでに甘美な舌先の遊戯。しかしこの後、麻衣さんはある行動に出る。

(心の鎧を粉々に砕いてあげる。あなたがイくのはその後よ)

それは僕の忍耐力を根こそぎ奪い去るものだった。

ふいに止まる強烈な口撃。

あやうく一気にイかされてしまうところだった。

何気なく彼女のほうに目をやると、上目遣いの麻衣さんと目があった。





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