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(あれっ? いつの間に……)

麻衣さんに熱いキスをされながら、亀頭をすべすべの手のひらで包まれたところまでは覚えてる。
気がつくと僕はベッドの上に横になっていた。
そして麻衣さんは僕に添い寝をするようにして、隣で微笑んでいた。

「今から私の全身であなたを愛撫してあげるわ」

麻衣さんはゆっくりと身体を重ねてきた。
不思議と重さは感じない。
ただ密着度がさらに増して、僕の性感だけが高められる。
麻衣さんは僕に体重をかけないようにまたがると、両手で僕の胸をさわさわと弄び始めた。

「うううっ!」

「動けないでしょう?」

そのとおりだった。
なぜか僕の体は彼女のなすがままだった!
時折乳首をつねられると、痛みよりも快感が湧き出てくる。
そして脇の下を彼女の指がなぞるだけで、くすぐったさ以上の甘い痺れが…

「あなたの感じるところをむき出しにしてあげる」

麻衣さんの声が遠くに聞こえる。
僕はすでに陶酔感でいっぱいで意識がふわふわとし始めていた。
彼女の指が上半身をくまなく這い回り性感帯を探り出していた。
特に感じる部分……脇の下や乳首の周辺などは何回も指先でなぞられる。
その度に彼女の口からフフッと声が漏れる。

「あなたの感じるところ、だいたいわかったわ」

僕の上半身は麻衣さんの指先の動きで徹底的にほぐされていた。
全然力が入らない。
ここまで脱力しながら、ペニスは今までよりもさらにヒクヒクと切なげに震えていた。

「次はここよ」

麻衣さんは力が入らずにだらんとしている僕の片足を持ち上げると、自分の肩に乗せた状態で先程の手技を披露した。

(き、気持ち良過ぎる……)

まるでハープを奏でるかのように僕の下半身を撫で回し、性感帯を割り出していく。
僕はその様子を恍惚としながら見ていることしか出来なかった。
麻衣さんは立ち上がると、僕が動けないのを確認してからシックスナインの体勢になった。

「あなたの大事なところを弄んであげる」

僕の視界には彼女の小さめで美しいお尻が見える。
しかし秘部はギリギリで見ることが出来なかった。
わざとそういう風にしているのかはわからなかったけど……。
麻衣さんの美脚と美尻が目の前でフリフリとしているだけでも充分に刺激的な光景だった。

「もうビンビンね」

麻衣さんは僕が見えないところでペニスや玉袋を丁寧にいじっていた。
指先亀頭部分にカウパーを塗りまくったり、棹の部分をシコシコと軽くしごいてみたり……彼女に触られるたびに無意識に下半身が跳ね上がる。

「うあっ、くそ…!」

「逃がさないけどね? くすっ」

思いっきり身体を捻って逃げようとしたが押さえ込まれてしまう。
実際には脱力させられてしまっているので小さく痙攣するだけだった。

「だいたい半分くらいのお客さんがここで射精しちゃうのよ。リンくんはまだ頑張れるかしら?」

麻衣さんはシックスナインの体勢をほどくと、仰向けの僕の腰に膝を滑り込ませた。
そして両足を持ち上げ、僕の股間に顔をうずめた。
いわゆる「ちんぐり返し」といわれる体位だ。

「は、恥ずかしいよ! 麻衣さん……」

僕は顔を真っ赤にしてその体位から逃れようとした。
しかし彼女の細腕は僕の下半身を抱きしめたままビクともしない。

「ほら、逃げられないでしょう? クスッ」

彼女の拘束は僕の動きを完全に封じていた!

「このまま一度果てさせてあげる」

麻衣さんの口が僕の玉袋に近づいて、にゅるりと舌先が伸びる。

チロチロチロチロ…

シコシコ…

「ああああっ」

小さな赤い舌先がツンツンと玉を転がし始める。
今度は亀頭を包み込んでいた手のひらが小刻みに振動を加えてくる。

シュッ、シュッ……

さらにもう片方の手が棹の部分をゆるゆると往復運動を行う。

(さ、三点……責め!?)

僕はあまりの快感に身動きできなかった。
黙ってその猛烈な快感を受け続けることしか出来なかった。
先程までの羞恥心が一気にピンク色に染め上げられ、麻衣さんの虜になる。
タマタマを刺激していた小さな赤い蛇は、そのまま僕の一番感じるであろう袋と肛門の境目に到達した。
いっそう激しくチロチロと蠢く麻衣さんのかわいい舌先。

(もうメロメロね。この人……)

快感に喘ぐ僕の体を感じながら、麻衣さんは淫らな視線で僕を観察していた。




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