双頭の木馬
水から引き上げられた2人にもはや体力は残されていなかった。
男達に急かされてよろよろと次の部屋に向かう。
途中、男の1人がメーティスの大きな乳房にさわったが、もはや抵抗すらしない。
部屋に入るとテレサが待っていた。部屋の中央には木馬が置かれていた。
奇妙な形をしている。左右対称に彫刻された馬の頭・首が付いている。
男達は、2人を背中合わせに縛り上げ、落下を防ぐロープで吊り上げた後、
木馬に跨がらせた。
2人は最後の力を振り絞り、両足に力を込め、局部への直撃を防ごうとしている。
テレサはその様子をチラッと見たが別に気にも止めず、得意そうに解説を始めた
「2人同時拷問ファイナル、名付けて"双頭の木馬"。
特に重りを付けたりはしません。
もし、あなた達が、この木馬に10分間耐える事が出来たなら、
釈放してあげてもいいわよ」
すごい自信だ。
だが2人はその自信のわけを自分達の体で理解する事になった。
テレサがスイッチを入れるとメーティス側(左側)の馬の首が下がり、
鋭利な斜面を形成する。
メーティスは耐えようとしたが、背中のシータに押されて、
股間を削られるような痛みと共に斜面を滑り降りていく。
「ギィヤアァァァー」
馬の首部分に激突した。そこには無数の刺が張り巡らしてあった。
刺が大きな乳房に 突き刺さる。
「ウグアァァー」
今度は、シータ側(右側)の馬の首が下がる。
シータが斜面を滑り降り、刺の山に激突した。
「痛ぁぁぁいいいいー」
それは遠目に見るとシーソーのようであった。
2人の美しい体はみるみるうちに傷だらけになっていった。
2人の悲鳴は途切れる事なく交互に続いた。