思い出し笑い

 

テレサはシャンデリアの回転を止めた。

「さすがに2人同時の拷問は疲れるな、ちょっと休憩」と言って、椅子に座り煙草を吸い始めた。

メーティスは朦朧とする意識の中で韓信の事を考えていた。

(韓信が、前回私があった拷問について詳しく聞かせてくれって言うから、

15回位話してあげたけど、よほど気に入ったのね。おかげでヴィトンのサイフ買ってもらっちゃった)

メーティスが「フッ」と笑うとそれを見ていたテレサが怒り出した。

「たいした余裕ね!」と言って、メーティスの尻に煙草の火を押し付けた。

「ギャアァァァー」

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その頃、韓信はドリー軍曹に携帯で連絡をとろうとしていた。

しかし、圏外なのか繋がらない。

「この前、留守電に下水道にいますって入れといたんだけどな…やばい!これキャバクラの冬海さんの番号だった。」

そこに白いカラスが飛んで来て韓信の肩に止まった。

「よう涼風、久しぶり。ちょっとお使い頼むよ。」

涼風の脚に「下水道にいます」のメモを結んで飛ばせた。

 

「進め!ドリー軍曹の元まで」

 

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