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少女に全てを捧げる……僕は無意識にコクコクと頷いていた。
僕の反応を見て満足げな少女。


「うふっ、かなり素直になっていただけたようですわ。それでは……♪」



「お待ちください!」
僕のペニスが少女に飲み込まれる直前、ライムが再び口を開いた。


「……なんですの?ライム」
獲物にトドメを刺す前に邪魔をされ、少し不機嫌そうな少女にライムが語り続ける。


「その男は、追い詰められると信じられない力を発揮します。

 私も先ほどその力にやられました。ですから、今回も何か力を隠し持っているかもしれません」


「それで、どうなさりたいの?」
少女がライムに聞き返す。


「念のため、私が先に膣責めするほうが良いと思われます」
ライムのその言葉を聞いた少女が微笑む。



「そうですか。 でもライム?

 本当はこの男に二度もやられた借りを返したいのでしょう。…………まあいいですわ、あなたの好きなようになさい」


少女が僕の上から立ち上がり、代わりにライムがペニスを掴む。



「寛大なお心遣いありがとうございます。 ……ウィル、覚悟しなさい。さっきの続きをしてあげるわ!

 あなたを完全に骨抜きにしてからあのお方に引き渡してあげる」


どちらにせよ、僕が絶体絶命なのに変わりはない……な



僕が淫魔ふたりに嬲られている間に神官長ミサは意識を取り戻していた。




(ウィルさん、わたしが……援護します……!)



「あはっ、ようやくウィルを搾ってあげられるわ!」


くにゅ……ズプププ…… 


僕のペニスはライムの膣に完全に飲み込まれる寸前だった。


そのとき、僕の体を青白い光が包んだ。

回復魔法のような魔力。




「な、なんですのっ!?」 



異変に振り向く少女の瞳に、ミサが懸命に呪文を詠唱している姿が映った。





「しっかりトドメを刺しておくべきでしたわね……ライムのリベンジを邪魔させませんよ!」




チッ、と小さくしたうちをした少女が、素早くミサに近づき魔力を乗せた光る指先でミサの膣内をかきまぜる。




くりゅぐりゅくりゅっ!!……プシャアアァァ




ミサの膣内から大量の愛液が流れ落ちる。




「きゃあああああああ!!! ウ、ウィルさん! 

かまわず彼女の中に射精してください! あぁぁっ……!!」




神官長ミサが懸命に僕に叫ぶが、僕は言われるまでもなくライムの膣に大量の精液を放出していた。



すると、僕を包みこんでいた青白い光がライムの中に飲み込まれていく!




「うぅ、こ……これは! ウィル、一体何をしたの!? ああぁ……」


僕の射精を受けたライムが頭を抱えて僕に倒れこむ。



「……やりましたわ。 ウィルさん、ライムの精神を私の『浄化の呪文』で抑え込みました」


一方、少女の指技によって絶頂に達したミサは満足そうにつぶやいた。




「あとは、その少女をどうか……倒してください……ね……」




ミサはその言葉を言い残すと、ガクリと脱力して失神してしまった。





「どうやら、とんだ邪魔が入ったようですわね。とても不愉快です……」




少女の瞳が赤く染まり、僕をにらみつける。




「しかし、ライムがいてもいなくてもあなたが私に勝てないということには変わりありませんわ!」




不敵に笑う少女には、先ほどまでの幼さは微塵もない。


いよいよ本気モードといったところか……


その時、僕の心に聞きなれた声が響く。





(ウィル、あたし! メタリカだよっ……神官の呪文と、魔方陣の影響で、今なら私たち三人の力をあなたが使いこなせるはずだよ!!)




意識に語りかける声を素直に信じて、僕はルルとミリアの能力「自分に起こりうる未来」を先読みしてみた!



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僕がまったく反応できないほど素早く少女が近づいてくる。


その左手が僕の左肩を掴み、そのまま僕を軸にして

クルリと背後に回ってから右手でペニスを掴み高速手コキでイカされる映像……




これが僕の頭の中に浮かんだ未来だった。


このままでは確実に負けてしまう!





僕はすかさず体を反転させた。


ちょうど真後ろを向いたとき、少女の驚く顔が視界に入る。





「なっ……! なぜ私の動きを…………ひっ、ひゃあぁぁん!!」


驚く少女の左耳に、僕はすばやく舌をねじこんだ。


これは初めて使う技だ。


僕の中に生きるスライム・ルルは相手の耳をキスすることで相手の弱点がわかるんだ。



ニュル……耳の中に舌を伸ばした瞬間、

少女がどういった責めを苦手とするのかがわかっただけでなく、色々な情報が頭に浮かんできた。

これは便利だ……





「今までたっぷり遊んでくれてありがとう、レベッカ」



僕の言葉に驚く少女。


彼女の名前はレベッカ。




「!…… なぜ、私の名を知っている!」



レベッカは守護淫魔の家系に生まれたおじょうさまだった。


しかしその生い立ちは決して恵まれたものではなかった。



彼女が幼いとき(今から10年程前)当時の優秀なハンターによって彼女以外は皆殺しにされた……そんな情報が一瞬で僕の頭を駆け巡る。





「気にしないでいいよ。兄さんがいっぱい抱きしめてあげるから」




僕は優しく彼女を抱きしめると、耳元でささやいた。






「に、兄さま……? ウィルに乗り移ったの!?  あぁ……うれしいわ」




ルルの能力を知らない少女は、神官の魔法の影響で僕に自分の兄が憑依したと勘違いしている。



彼女を感じさせるためには、彼女が求めている家族愛に近いものを愛撫に織り込む必要がある。


でもこれは僕にとっては得意の展開だった。




今までのスライムたちもみんなどこか寂しい過去があって、それを満たしてあげることで僕の味方にしてきたんだ。


僕はしばらく少女を強く抱きしめてから、今度は四つんばいにさせた。




「はずかしがらなくていいよ、レベッカ。今から僕が君の心をきれいに溶かしてあげる」



すっかりおねだりモードのレベッカの小さなお尻に、僕は顔を近づける。


そして、うっすらとしたヘアをかきわけ、クリからアナルまでを丁寧に舐めまわした。





「え……そんな……汚いよ……はずかしぃょ、兄さま……兄さま……」



淫らな香りに僕は包まれた。



強烈な催淫効果……だが…………今は気にしている場合じゃない。





「きゃううううぅぅ!! 気持ちいいよ、兄さまぁ……♪」




もっともっと感じさせてあげよう。


彼女の過去を知った僕は、素直にそう思っていた。




僕の舌が何回も彼女の感じるところを往復したせいで、すっかりマンコがヌルヌルになってしまった。




「じゃあ……入れるよ、レベッカ……」




僕は少女のきついマンコに自分のペニスをつきたてる。


しかし何の抵抗もなく飲み込まれていく、と同時に極上の締め付けが僕を襲う!


気を抜いたら一気に射精してしまいそうだ。





「……ああっ! き、きもちいい? 兄さま……」


レベッカが膣内をうにょうにょと動かしながら問いかけてくる。


頭が弾けとぶほどの快感なのだが、ここは兄さま役に徹しよう。




「ああ、最高だよ。 お礼に、いいことしてあげるよ!」



僕はペニスを一番奥まで突き刺したまま、ピストンをせずにクリを押しつぶすように全体重をかけた!


「ああああああぁぁん!!」


背筋をピーンと伸ばして快感をこらえるレベッカ。



「子宮が、グリグリされて……これすごく気持ちいいよ、兄さま!!」


レベッカが求めていたのは「愛情」であり「密着度」だった。


僕はしつこく何回もこの責めを繰り返した。



「ぼ、ぼくも限界だ……中で出すよ? いい??」



段々と僕に抱きつく少女の力が弱くなってきた。


グリグリと腰を動かしながら、少女の耳にキスをする。






「き、きてっ! 思いっきり中で〜〜〜!!」


レベッカの許しを聞くと同時に、僕は盛大に射精した。同時にレベッカも絶頂に達する。



たっぷり愛撫されて敏感になった膣内で射精された少女は、何度も何度も痙攣をしてから意識を失った。






僕はなんとかこの強敵に勝つことが出来た!




「ふふ……負けちゃいましたわね」




しばらくして少女が意識を取りもどし、僕に語りかける。




「今回は私たちの負けですわ。

 悔しいですけど、最後のあなたの責めになら……負けても仕方ありませんわ」


少女の言葉が終わると同時に、少女を淫魔界に連れ戻す光が彼女を包み込んだ



「ありがとう、ウィル……」



レベッカは微笑みながら光の渦に消えた……



激戦の末、僕は敵の首領である少女レベッカを絶頂に導いた。


今でも信じられない。

たくさんの偶然がなければ勝てる戦いではなかった。



「こんなことって……あのお方がバトルファックで負けるなんてありえないわ」


意識を取り戻したライムは唇を震わせながら絶頂に達した少女が光の中に消えていく様を見つめている。


肩をがっくりと落として床に手をついたまま愕然とするライムに、僕は声をかけた。




「ねえ、ライム……」


僕の声に肩をビクッとさせ、怯えるように振り返る彼女。




「な、なによ。 今度はあたしを消すの?……」


呪縛を解かれた神官長ミサが見守る中、僕は彼女にある選択を強いることになる。





「そうじゃなくてさ…………僕のところに来ないか?」




「な、なによそれ! 私に情けをかける気なの!?」




僕の提案に、目を丸くするライム。


しかしすぐに僕をキッとにらみつける。





「さっさと殺しなさいよ! 『こいつ行くところもないだろうから、かわいそうに……』って。捨て猫じゃあるまいし、ふざけないでよ……!」


負けたからには潔く死にたい、か……いかにも気丈な彼女らしい返答だ。


僕は首を小さく横に振る。





「そうじゃないよ。君の中に、僕の大事な人たちが3人住み着いちゃったんだ」


「えっ……!?」


「スライムのルル、ミリア、メタリカなんだけどさ……もうライムの魂に溶け込んじゃってるみたいなんだよね」



これが僕の提案の理由だった。


実際に、スライムリングから解放された彼女たち3人の魂を拾い上げる術がない。





「だから、その……僕も彼女たちとは離れたくないし」




普通なら解放と同時に魂が消滅してしまうのがスライムリングに宿る彼女たちの宿命。


たけど、今は奇跡的にライムの身体の中で生きている。




「私に……彼女たち3人の魂の器になれというの?

 死ぬよりも辛い選択をしろというの? あなたってひどい人…………」




今度は泣きそうな顔をするライム。


うぅ……なんとなく気まずい展開だな。


たしかにこれだけだと、残酷な提案に聞こえてしまうかもしれない。


だけど……





「ち、ちがうよ! 器になって欲しいんじゃないよ、

 僕はライムのこともちょっと……いや、かなり好きなんだ」




「ええっ!!!」


これまで一番の驚きを見せるライム。


こっちのほうがもっとドキドキしてるんだけど。



……思わず告白してしまった。




僕はやっぱりライムみたいな女性が大好きなんだ。


勝気で、クールで、スタイルが良くてエッチが上手な人。

こんな素敵な人とはなかなか出会えない。



「い、いけません!ウィルさん……相手はこの神殿を混乱させた大罪人ですよ!」




神官長ミサがあわてて僕の言葉をさえぎろうとする。


でも僕はミサの言葉を無視してライムを見つめていた。



ライムの表情がフッと緩む。



「いいわよ。あなたについていってあげる」



や、やった……

僕はライムを仲間にすることに成功した!





「そうしないと、他の3人が頭の中で暴れだして毎晩眠れなそうだし……」



僕と見つめあって、しばらく黙っていたライムが突然クスっと笑い出す。




「ただし、私はまだあなたのことを好きでもないし、これからも好きにならないかもしれない。

 それと、気を抜いたら今度は本当に脚奴隷にしちゃうからね? 」



ライムは立ち上がると、僕に腕を絡ませて僕の頬に軽くキスをした。





「それともすでに私の責めが忘れられないのかしら……まあいいわ、ふふっ♪ いきましょ、ウィルの家に」



そのあと、小声で僕にささやいてきた。




(ねえ、ウィル? あなたといっしょになるなら、私は無罪放免よね?)




ライムがパチッとウィンクをする。

やっぱり計算高い女性だなぁ。


僕は神官たちに見えないように、小さく頷いてその場をあとにした。




あれから半年……僕たちは幸せに暮らしている。



神官たちには僕からお願いをした。



今回の報酬を受け取らないかわりにライムの無罪放免と彼女の管理権限を与えてもらえるように。






「即刻死刑に!」



……という反対意見が多数の中、神官長ミサの鶴の一声でライムは執行猶予の身となった。





僕と一緒の暮らしにライムも始めのうちは戸惑っていたけど、多重人格を楽しめるようになってきたようだ。




ルルと一緒の夜は、仲良しの兄妹のようにひたすら甘く過ごす。




ミリアの時はその逆で、テクニシャンのお姉さまに僕が甘えさせてもらう。




メタリカが出てくる夜は、エッチ抜きで徹夜でひたすら遊んだり……




ライムの夜は恋人(候補)同士として抱きしめあう。


相変わらず、僕は彼女の脚責めに勝てそうもない……



ちょっとくやしいけど、気持ちいいからしょうがない。







僕らはいつも2人組みで行動して、ハンターたちと共に敵と戦っている。
ライムの活躍のおかげで、僕のスライムバスターとしての名前も売れてきた。
今度は氷山が浮かぶような北の国に遠征する予定だ。


「ねえ、ウィル? 私は寒いところ苦手だよ?」

普段は見せない不安そうな表情もまたかわいらしい。
僕にとっては念願の彼女も出来たわけだし、どんなに強い敵が現れても二人ならがんばっていけるような気がする。

「だいじょうぶだよ、ライム。どんなに寒くても僕が暖めてあげるから」

次はどんな相手なのだろう……僕は彼女の手をぎゅっと握り締めた。




HAPPY END

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