スライムバスター 〜 宮殿の危機 〜
外は晴れ渡っているけど空気がとっても冷たい。
きょうはクリスマスイブ。
スライムバスターとしていくつかの任務をこなし、忙しい日々を送っていた僕だが久々に休暇が取れた。
せっかくのイブだから、彼女でもいれば最高なのになぁ……
そんなことを考えながらゆっくりとコーヒーを飲んでいたら、頭の中にルルの声が響いた。
(お兄ちゃん、カノジョさんがいなくてもあたしがいるでしょー!)
今夜はルルに夢の中で犯されちゃうかなと一人で笑っているところに、ものすごい勢いで村役場の人が飛び込んできた。
「すすす、すいません! ウィルさんがいてくれてよかった!! 至急の文書です。それではっ」
彼は一通の手紙を僕に渡して、次の家に向かっていった。
手紙には一行だけ、こう書かれていた……
「淫魔来襲。応援を頼む。 神官長 ミサ」
スライムバスターの昇進試験以来、僕はこの神殿に足を運んでいなかった。
僕以外にも何人も戦士やハンターが集まってきているとは思うが、入り口付近は静まり返っていた。
すでに戦いは終わっているのか?
悪いほうにばかり想像がいってしまう……。
神殿の入り口は、片方の扉が外れていた。
中に入ると数十名の人間と、それより少ない淫魔の死体がゴロゴロ転がっていた。
慎重に周囲を警戒しながら先に進む。
頭上からの殺気を感じた僕は、すかさず左側に飛びのいた。
すると
僕がいた場所にめがけて黒い翼を持った女性が舞い降りる。
「残念! はずしちゃった。なかなか勘が鋭い子ね」
背中に付いた小さな黒い羽をパタパタさせながら彼女はこちらをにらんだ。
紫色のタイツ、黒い下着、長い黒髪と小さな八重歯。
典型的な下級淫魔。
レッサーサキュバスとでもいうのかな?
「気持ちよくしてあげる♪ わたしは……きゃあああああああああああ!!」
彼女の言葉が終わる前に、僕は彼女の背後に立っていた。
彼女がヘナヘナと崩れ落ちるのと同時に僕は部屋の出口に向かってダッシュした。
「気持ちよくなるのはキミだけさ。時間がないから、急がせてもらうよ!」
ほんの一瞬。
僕の言葉を彼女が聞き終わるより前に、彼女の性感ポイント全てを僕は愛撫し終わっていた。
クリトリスや乳首に関しては、軽いタッチを数十回繰り返した。
はぐれメタル・メタリカの高速移動を、僕はかなり使いこなせるようになっている。
ただし疲労度はハンパじゃないので連発できないが・・・今はそれどころではない。
僕に襲い掛かってきた下級淫魔は、きっと何もわからないままイッてしまったのだろうな。
僕は振り向くこともなく神殿の奥へと向かう。
頭の中に、かつての3人の試験官である美女たちが犯されているイメージがわいてくる。
彼女たちを助けなきゃ!
僕は宮殿の真中あたりにたどりついた。
この部屋は……前にも感じたことがある光景。
目指す場所はもう少し先だが、僕の直感がこの部屋に敵がいることを告げている。
一瞬たりとも隙を見せてはいけない……
そう思いつつ先を急ぐ。
「おめでとう。一人前のスライムバスターになれたのね」
あたり一面に響きわたるクールな声。
そして聞き覚えのある声の主に、僕は振り返る。
切れ長の目、男を狂わせる美脚、程よい大きさのバスト、自信にあふれた勝気な微笑み……
振り向いた先には、リップスでありながら得意技の舌責めもせずに
僕を足コキだけで射精寸前に追い詰めたライムの姿があった。
今日は真っ黒でタイトな服を着ていた。
戦いのためにひとつにまとめた髪。
上半身はタンクトップで肩から指先までは露出している。
そして相変わらずの美脚を際立たせるミニスカート。
あのしなやかな足先で、いいようにいたぶられたのを今でもはっきりと思い出せる。
今日はあの時と違って唇が美しく艶やかにぬれているのが印象的だ。
「あ〜あ、やっぱりここまできちゃったか……私があの時感じた予感は正しかったみたいね」
以前のような様子見の、余裕のある笑顔じゃない。
ここまでたどり着く間の敵を倒したということで、僕の実力を認めざるを得ない……といったところか。
「あのときの私の予感が脅威となってしまった今、もう手加減はできないわ。今度は本気で相手してあげる」
以前と同じように優雅に近づいてくる彼女を見て、今ならわかる……
ライムの周りには男を欲情させるオーラが渦巻いていることと、僕を足責めしたあの時のライムが全力ではなかったことを。
でも僕だってあの時よりもレベルアップしてるんだ。
ライムの強さに近づいたはずだ。
「ライムからのリベンジは、僕も望むところだ。 いくぞ!」
かつて見た予知夢の舞台に僕は立っている。
負けられない!
「そんなこといって……うふふ、本当は私にまたいじめられたいんでしょう?
あなたの体には私が足先責めの快感を刻み込んだのだから……」
チラリ、とミニスカートの裾をめくるライム。
思わず彼女の足に目がいってしまう。
確かに彼女の言うように、一度刷り込まれた快感は簡単には消えない。
バトルの前から僕はハンディキャップを背負っている状態だ。
「さっきも言ったけど、私は本気よ。あなたがどんなに鳴いてもわめいても、全部吸い尽くしてあげる」
邪悪な笑みを浮かべるライム。
でもだいじょうぶだ、今度はライムが技を仕掛けてくる前に、こっちが先制攻撃してやる。
「あなたはもう臨戦態勢ね? そのままでいいわよ、一気に犯してあげるから♪」
急に僕が入ってきたドアがバタン、と閉じて大きな音がした。
「あら、あなた挟み撃ちよ。私の仲間がようやく駆けつけてくれたみたい。絶体絶命ね?」
ライムの視線を追って思わず後ろを振り向く僕。
しかし彼女が言うような事態にはなっていない。
「ふふっ♪ よそ見しちゃイヤだよ?」
視線を戻すと目の前にライムがいた。
しかもすでに彼女は衣服を脱ぎ去り攻撃態勢を整えていた。
うかつにも彼女の口車に乗ってしまった自分が情けない。
「し、しまっ……!」
軽い混乱状態の僕はライムの素早い動きに対応できない。
「ふふ、反応が遅い。 やっぱり私に犯されたいのね?ウィル」
彼女の左手が無情にも僕のペニスを包み込み、ドアノブを回すようにクルクルと刺激を重ねてくる!
「たしか、この責めも好きだったわよね? 久々にたっぷり調教してあげるわ……ふふふ」
ライムの細い指がネト〜〜〜っと僕の背中をなぞり、お尻を撫で回した後、お尻の穴に伸びてゆく。
「な! や、やまっ……そこはぁぁ!!」
彼女の右手が僕の腰を抱え込むようにして僕を後ろから犯す。
「くすっ、後ろの穴もやわらかくほぐしてあげるわ……しっかりヌルヌルにしておきましょうね〜」
ライムの中指と人差し指、全ての指がアナルと玉袋をつまんだり転がしたりする。
クシュッ!クシュ、ヌチュ……
的確に快感だけを送り込むライムの指。
「ぁぁぁああっ……!」
丁寧に左右のタマタマを転がされる。
袋の付け根からアナルの間を何回もツツーっと撫でられる……思わず声をあげてしまった。
「ふふっ、相変わらず感じやすいのね……ウィル♪ それに前よりも感度が上がったかしら?」
ライムに先制攻撃を許してしまった僕はすばやく精神を立て直せるだろうか!?
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