「とっても気持ちいいですわ」
フェルズの膣が僕を優しく責め続ける。
特にカリの部分だけをペロペロと何度も舐め上げられる。
しごきあげるような動きで柔らかい肉壁がねちっこく絡み付いて僕を休ませてくれない。
「んあっ!!」
何度も亀頭を揉みこまれると、僕はビクッと敏感に反応してしまう。
自分の意思に関係なく腰を跳ね上げながらうめき声を上げさせられてしまう。
その様子を見たフェルズが唇の端を吊り上げた。
単純な締め付けだけなら耐え切れるのに……フェルズの膣の動きはむしろフェラチオのそれに近かった。
「ここね。ほら、もう一度」
ペロペロペロ……ペロペロ……
僕の感じやすい部分を見定めたフェルズは、少し腰を浮かせたような体勢になる。
良く締まる膣の入り口がカリ首に食いついたままリズミカルに前後する。
しかもさっきよりも明確に僕の弱点を責め嬲ってくる!!
「この腰の動き、たまらないでしょう?」
「ああぁぁぁっ!!」
僕は喘ぎながら弱々しく彼女の動きを押さえようと手を伸ばした・・・
気がつくと背後にいたはずのスピネルがいなくなっている!?
フェルズのほうに目をやると、彼女の表情が淫らに変化していることに気付いた。
先ほどまではどちらかというと純粋というか、淑女というか……どこか恥じらいを感じさせていた。
「まさかスピネルの技を……吸収したのかっ」
複雑にうねるグラインドに耐えながら僕は問いかけた。
フェルズの表情の変化に、どこかサディスティックな雰囲気を撒き散らしていたスピネルを肌で感じていた。
「吸収だなんてそんな…………同化といっていただきたいわ」
小さな体のままで8の字を描くように腰を振る。
両手を僕のおなかのあたりにぴったりとつけたまま、挑発的な視線を僕に向けるフェルズ。
「…………あなたも私と同化してみる?」
フェルズの瞳が赤く光る。
僕の視界が一瞬だけピンク色に染まって、体が火照りだす……これは魅了の……マイカの技!?
「あなたが私の膣に夢中になっている隙にみんなと同化していたのに気付かなかった?」
僕は身動きが取れなくなっていた。
金縛りとは違う魅了による甘い拘束。
体を動かそうとするたびにペニスに快感が伝わってきて動けない……
フェルズは僕の体からいったん離れるとなにやら呪文を唱え始めた。
だんだんと彼女の体が膨張してくる……
「今から包んであげる」
フェルズは僕と同じくらいの大きさになった。
いや、元のトリスと同じ大きさになったといったほうが正解だろうか。
そしてゆっくりと僕の体に重なって、優しく抱きしめてきた。
「ふふっ……」
じわり……と熱が伝わってくる。
僕の下半身の上で、フェルズの体がとろける。
さらにとろとろになった粘液が意思を持ったようにうごめいて僕の下半身を包み込んだ!
「あ、熱いっ…………あそこが熱くなって……」
僕は体をよじってその刺激から逃れようとした。
しかし接着剤で固められたかのように僕の体はいうことを聞かない!
「おとなしくなさい……」
フェルズは女性上位の体勢のまま僕の肩を押さえつけた。
起き上がろうとする僕の上半身を床に押し付けると、そのまま体を預けてくる。
僕の下半身はもはやフェルズに飲み込まれていうことを聞かない……
なんとかこの体勢から逃れたいのだが、両肩を押さえ込まれている。
しかもペニスの先のほうからジンジンと何かが注入されてきた!
「はっ……な、なにを…………!」
下半身でチャプチャプと音がする。
フェルズは困惑する僕の表情を楽しそうに眺めている。
ふいに亀頭の辺りがキュルキュルと渦を巻いているように捻りが加えられた!
「うああああぁぁっ!!」
しかし僕は身動きが取れない。
快感でもだえる僕の顔をフェルズは楽しそうにのぞいている!
さらに亀頭への刺激は勢いを増して……今度はカリ首の辺りに集中してきた。
「敏感な部分をこすりながら毒を染み込ませてあげる」
フェルズは僕を押さえ込んだまま、ゆっくりと体を揺らした。
亀頭にたまっていた痺れが玉袋のほうまで広がってくる・・・
「これでおしまい…………ふふふっ」
そして快感の疼きが最高に達したところで、フェルズは僕の体を解放した。
しばらくすると体のうずきも収まってきた。手足も普通に動かせる。
しかしなにかがおかしい。
体は解放されたはずなのに下半身は快感に囚われたままのような……
一方、フェルズは元の小さな状態に戻った。
そして元気に僕の上を飛び回っている。
「私の残像をあなたの体に刻んであげたの。あなたはもう私の思うがままよ」
残像?? 意味がよくわからない。
不思議そうな顔をしているところへフェルズがパチンと指を鳴らす。
すると、先ほど僕が犯されていたときと同じように股間がうずきだした!
「あひぃっ……」
思わず股間を押さえようとする僕。
しかし手足を動かそうとした瞬間下半身が甘くうずきだす。
先ほどと同じように快感により魅了状態になってしまっている!!
「おわかりかしら? いつでもあなたを気持ち良くさせてあげられるの」
こ、これがフェルズが僕の体に染み込ませた毒の効果なのか……
何度も何度も快感がリプレイされる!
「うううぅ……ち、ちくしょう!!」
僕の周りを優雅に飛び回りながらフェルズが微笑んでいる。
手を伸ばせば捕まえられる距離なのに手が出せない!
快感に耐えることも出来ずに僕はピクピクと震えているだけだった。
「でも最後は私の膣で果てさせてあげる」
淫らな妖精が僕に舞い降りてきた。
そしてペニスに狙いを定めると、自ら脚をM字に開いて膣口に亀頭を接触させてくる。
ピトッ……!
触れられただけで射精感がリアルになってくる。
もうだめだ……イかされちゃう…………
僕の頭の中に諦めの気持ちが芽生えると、それに反比例して快楽への欲求が増大してきた。
フェルズは羽を動かしながらじらすようにゆっくりとペニスを受け入れる。
「ほらぁ、食べちゃいますよ?」
ズプズプズプ……
背筋を走る快感と引き換えに、僕の敗北が迫ってくる。
「はい、私の勝ちですね」
フェルズが羽の動きを止めた。
一気に飲み込まれる僕のペニス…………
「あああああああああぁぁぁぁ」
ドピュドピュドピュドピュ〜〜〜〜!!!!
じんわりと広がる膣の温かさが引き金となって、僕は盛大に射精した。
今までにないくらい長く射精が続く。
それはきっと残像によって犯されている僕の精神と、肉体への刺激がシンクロしたせいだろう。
「さっきの何倍も良かったでしょう? うふふっ」
フェルズはゆったりと腰を動かし、一滴残らず僕の精液を吸い上げた。
この上ない脱力感が僕を襲い、呪縛が取れた後もしばらくの間は身動きが取れなかった。
「次回はぜひ頑張ってくださいね」
神官長の表情が、先ほどまでのフェルズに重なった気がした。
フェアリースライム:フェルズ END
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