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『可愛い道場破り』 作:左馬

深夜。玉道館の師範、乾京介は、門下生達が帰った後、道場で一人座禅を組んでいた。
来月の御船杯への出場。そこでの好成績はオリンピックへとつながる。
5年前、祖父の急逝により、大学を中退し町道場の師範となった京介にとって
自分の力を試すまたとない機会だった。
自信はあった。優勝候補とされている男とは大学時代に5勝1分けの成績であった。
負ける気はしない。しかしそれを傲りにつなげてはいけない。
京介は自分の中で気力が満ちるのを待った。

「たのもうっ」
可愛らしい声がした。
「ん、誰だ」
京介は座禅を解くと玄関に向かった

玄関を開けると現れたのは柔道着姿の美少女。
何故か怒ったような顔をしているがそれもまた可愛らしい。
京介はどきんとしたが、平静を装って話しかけた。
「ん、何か用?今日は遅いから、入門の話なら明日にしてほしいんだけど」
「バカね。たのもうっ、ていったら道場破りに決まってるでしょ」
「道場破り?君が?」
「そうよ。私の名は村雨ゆき。これでも乙女流柔術の師範よ。さぁ、尋常に勝負なさい。
闘わないなら看板は貰っていくわよ」
「おいおい、そんな時代錯誤な」
「それとも、女の子相手に勝負を逃げたなんて言いふらされてもいいわけ?」
「それは、困るな。じゃあとにかく中に入りなさい。」
(かわいいけど、相当なじゃじゃ馬だな。どれほどの腕か見てみるのも一興か。)
京介は少し面白くなってゆきを道場に入れた。

「善良そうな顔をしていても私の目は騙ないわよ。」
ゆきは、京介を睨み付けながら言う。
「何のことだ?」
「とぼけてもダメよ。ちょっとルックスがいいからってふざけたことしないで。」
(なんか誤解があるみたいだけど、まぁいいか。)

「じゃあ、1本勝負だ」
「それじゃあ、つまらない。私の気が済むまで、というのはどう?」
「ああ、いいよ。何度でもかかっておいで。」
京介は胸を貸すつもりで答えた。

「乙女流柔術の技も使っていいかしら」
「金的なんてのは嫌だよ」
「大丈夫。乙女流柔術には身体に後が残るような技はないわ」
「へぇ。じゃあ、いいよ。さぁ、はじめようか」
「ちょっと待って」
ゆきは、胸に巻いているさらしをするすると解いた。
小振りだがかたちのいいおっぱいが現れる。ピンク色の乳首が可愛らしい。
「お、おい、ちょっと・・・」
ゆきは、お構いなしに今度は袴を脱ぎ始めた。
純白の薄手のスキャンティが現れる。
うっすらと陰毛も見えている。
京介はごくりと唾を飲んだ。
「さぁ、いいわよ」
「お、お色気で油断させようとしてもそうはいかないよ。」
「そんなセコいこと考えてないわ。これが乙女流柔術の他流試合の正装よ。」
「どんな流派なんだよ・・・」
そうはいったものの、京介の心は乱れた。
こんな可愛い子がこんなはしたない格好で自分と試合するなんて・・・・
「ふふ、私に勝てたらこの身体、好きにしていいのよ」
「・・・じゃあ、お尻ペンペンしてやるよ」
「え?」
ゆきは、意外そうに京介を見た。
「それって、私の身体に魅力がないってこと?」
「ぴんぽーん」
「もうっ、やっぱり頭に来た!私が勝ったらお尻ペンペンなんかじゃすませないからね。」
「おお、こわっ。さぁ、始めようか。」

二人は身構えた。
(む、この娘、できる・・・)
京介は無造作に掴みかかろうとするのを押しとどまった。
見事なほど隙がない。

「あら、黙り込んじゃって。ふふ、余裕がなくなったのかしら。」
「ちっ」
内心を見透かされた京介は面白くない。
(ええい、ままよ。掴んでしまえばなんとかなるだろ)
強引に組もうとした右手は虚しく空をつかんだ。
「なにいっ」
強い力で右袖を引かれ、いつの間にか京介はゆきの腰の上に乗せられている。
「ええいっ」
「うわーっ」
見事な大腰だ。京介の身体は宙を舞った。
だーん。青畳の上に叩き付けられる。
「大腰、一本!」
ゆきの勝ち誇った声。
「うーん、強いな。」
京介が照れくさそうに言った。
「一本勝負なら私の勝ちだったわね。でも、まだまだ気が収まらないわ。さぁ、次よ。」
「ようし」
京介は立ち上がると身構えた。
(女だと思って嘗めてかかったが、今度はそうはいかない)
・・・とはいうものの、目の前の可愛い美少女がおっぱい丸見え&スケパンの柔道着姿で構えているのだから動揺しないほうが無理というものだ。
しかも、相変わらず隙がない。京介は攻めあぐねてゆきのまわりをぐるぐるとまわった。
「こないなら、こっちから行くわよ!」
ゆきが素早く組み付く。強い力だ。
(押し負けるかあっ)
ゆきの力に逆らうように京介が押し返そうとした瞬間、ゆきの力はふっと消えた。
思わずたたらを踏む京介。
「とおりゃあっ」
その時、ゆきは右足に京介の身体を乗せながら青畳の上に倒れ込んでいた。
「うわーっ」
どしーん。
(ここまで完璧に投げられたのは初めてだ。しかも女の子に・・・)
呆然とする京介を見下ろしながら、ゆきは、余裕の笑みを浮かべた。
「巴投げ、一本!ふふ、受け身だけはお上手ね。」
「くそっ」
小馬鹿にしたような態度が京介の闘争心に火をつけた。
弱いからといって相手を馬鹿にするような態度は京介の最も嫌うところだ。
もうなりふりは構わない。何度投げられても最後に勝つ。尻をひっぱたいて表に放り出す。
京介はすごい気迫でゆきに向かっていった。

「ええいっ」
だーん。ゆきの一本背負いが京介を叩き付ける。
「まだまだあっ」
京介は素早く起きあがり、ゆきに立ち向かう。
「とりゃあっ、大外刈りいっ」
どーん。華麗に技が決まる。
しかし、京介は躊躇なく立ち上がる。
「まだまだあっ」

30回は投げ飛ばしただろうか。
しかし京介はいっこうに怯まない。
投げても投げても立ち上がってくる。
(すごくタフだわ、この人。それに気迫がすごい。)
京介も汗まみれだが、はじめは余裕だったゆきも今ではびっしょりと汗をかいている。
スキャンティも汗で透けて、おまんこのかたちを露わにしている。
「あなたみたいな人が女子高生を弄ぶなんて・・・」
ゆきがつぶやく。
何か誤解があるようだが、それを解く気はもう京介にはなかった。
「知るかよ、そんなことっ、おらあっ」
激しく掴みかかる京介。
「仕方がない。手負いの獣にはとどめが必要・・・」
ゆきは、素早く反転して京介の両手首を掴んだ。
「いくわよ、ノックアウト投げ!」
そのまま全身のバネで京介を持ち上げ、畳に叩き落とす。
ずしーん。
両手首を捕まれているため京介は受け身を取れず頭を畳に激しく打ち付けた。
「ぐはあっ」
京介の頭は朦朧とした。

「ふう、手こずらせてくれたわね。それじゃあ、そろそろ乙女流の技を使わせてもらうわよ」
ゆきは、手早く京介の袴を脱がせた。
「な、なにをする・・・や、やめろぉ・・・」
「だめよ、あなたに弄ばれた女子高生の気分を少しは味わいなさい。」
そのまま京介の顔の上に座り込む。
「む、むをっ・・・」
汗にまみれたスキャンティに顔を覆われ美少女の甘酸っぱい体臭を無理矢理嗅がされる。
そんな屈辱的な状況に京介のおちんちんは勃起していった。
「ふふ、立った立った。それじゃあ、ちんぐりがえしにしてっと。」
ゆきは、顔面騎乗のまま京介の両足を足で押さえ込んだ。
「いくわよ。乙女流奥義小芥子磨き」
左手で茎をぐいと握り、鬱血した亀頭に唾を垂らす。
くりくりくり。尿道の付近から柔らかく指で責める。
「むぐおうっ」
京介は身を捩ろうとするが、ゆきの身体はびくともしない。
くりくりくり。くりくりくり。次第にほとばしる先走り液。
ゆきはそれに唾を混ぜると亀頭を手のひらで包み込むようになぶり始めた。
(ああっ、き、きもちいいっ、)
「ふふ、沢山いい子いい子してあげるね。」
ゆきは執拗に亀頭を責め続ける。
「ほうら、いい子いい子」
くりくりくり。くりくりくり。
(ああっいいっ、た、たまらないっ、このムズムズ感・・・い、いきたいのに・・・)
「ほうら、いい子いい子」
くりくりくり。くりくりくり。
無限に続くかのようなゆきの責め。
「ふふ、いきたいのにいけないなんて、たまんないでしょ。ほら、いきたい?」
ようやく、ゆきがお尻をあげて聞く。
「い、いかせてくれ・・・頼む・・・」
「いかせて下さいでしょっ」
ゆきは尻を降ろして体重を掛ける。
「ぐもおお」
「さあ、今度はちゃんと言いなさい。それからお尻にキスするのよ。」
ゆきは再び尻を上げる。
いきたい。ただひたすらいきたい。もう恥も外聞もなかった。
「・・・いかせて下さい。お願いします。」
京介は心を込めてゆきのお尻にキスをした。
「それじゃあ、特別に・・・」
どっかと尻を降ろすゆき。
「乙女流奥義哭き猪(なきじし)」
ゆきは肛門に唾を垂らすと溢れる先走り液を混ぜた。
京介は肛門の付近に生暖かい感触を感じた。
そして、ゆっくりと優しくゆきの中指が入ってくる。
それは今まで味わったことのない感触だった。
犯される快感。そして・・・
「今までの悪行の数々、少しは反省しなさいっ」
ゆきは、中指を奥まで入れると微妙な角度で曲げた。
前立腺責め。
「ぐももももも」
脊髄を走る快感に京介は叫んだ。
しかしそれはゆきの尻に覆われくぐもった獣の叫びにしか聞こえなかった。
そう、それが哭き猪の名の由来だった。
どぴゅううう。激しく射精しながら京介の意識は薄れていった。
・・・しかし
「お後、乙女流奥義活け造り」
射精直後の敏感なおちんちんに精液と唾をなすくりつけるとゆきは激しく扱き始めた。
「もごおもごお」
くすぐったいのを100倍にしたような感覚に京介は全力でゆきをはねのけようとした。
自分にこれだけの力が残っているのが不思議だった。
しかし、やはり、ゆきはびくともしない。それでもはねのけようとせずにはいられなかった。

びくん、びくん、痙攣するような動きを尻と足に感じながらゆきは、おちんちんを扱き続ける。
まるで、鯛の活き造りのようだ。
びくんびくんしてたのが次第に弱くなってきた。
(そろそろ可哀相かな・・・)
ゆきは立ち上がると京介を解放した。
「も、もう許して・・・ください」
大の字になり消え入りそうな声で懇願する京介。
「もう二度と女子高生に手を出さないって誓うなら許してあげてもいいわ」
「・・・そ、そんなことしてません・・・」
「嘘おっしゃい。王道館の師範はイケ面だけど、とんでもないプレーボーイでとっかえひっかえ女子高生を弄んでるって評判よ。」
「王道館?そ、それ隣町。うちは玉道館。」
「え、玉道館?ちょっと待って。玉道館って・・・」
ゆきは袴をはくとあわてて表に出ていった。

戻ってきたゆきはさっきまでの怒りに燃えたゆきとは別人のようにしゅんとしていた。
「・・・えっと、あの、なんていっていいか・・・私ひどいことしちゃった・・・
ほ、ほんとうに、ごめんなさいっ。道場違いでしたっ。」
ゆきは、京介の隣に手をついて謝った。
「・・・じゃあ、もう許してくれる・・・」
「許すも何も、許してほしいのは私の方ですうっ。ほんとうにごめんなさい。」
「・・・そう、よかった・・・」
京介は笑いながら失神した。

次の朝、京介は味噌汁のにおいで目を覚ました。
節々が痛い。でも、起きないと・・・
「あ、まだ寝てないと駄目です」
「きみは・・・」
エプロン姿のゆきが枕元に立っていた。
「昨日は本当にごめんなさい。京介さんが治るまでお世話させてもらおうと思って来ました。
ご迷惑ですか?」
潤んだ目で見つめるゆきは、抱きしめたくなるほど可愛らしかった。
「いや、とてもうれしいけど・・・いいのかい」
「もちろんです。ああ、よかった。じゃあ、ゆっくり寝ていて下さいね。」
「・・・トイレ」
「あ、じゃあ、私が京介さんを支えます。」
確かに一人ではおぼつかない。
「じゃあ、悪いけどお言葉に甘えて」
おしっこをしている間ゆきは恥ずかしそうに顔を背けていた。
そんなゆきを見ていると、一瞬昨日のことが幻のように思えるのだった。
「ところで王道館はどうするの?」
「実はあの後京介さんを介抱してから乗り込んできましたの」
「・・・それで」
「噂通りのひどい男だったので、たっぷりお仕置きしてきましたわ。
京介さんの3倍はひどい目にあわせて差し上げましたの。」
「それは、それは。」
王道館の師範に対し、気の毒さと共に少し嫉妬を感じる京介であった。

京介はゆきとの稽古で腕を磨きオリンピックの中量級で金メダルを取った。
その後京介とゆきは結婚し、道場はますます栄えたという。

おしまい

(※原文ママ)

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