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<4>
目を覚ますと、自分の部屋の天井が見えた。
見慣れた、白い天井。
一瞬の思考の空白のあと、ビューティーとの戦いを思い出した。
徹底的にやられてしまった。
完全に屈してしまったという後ろめたさ。
そして、二人で一つになることができたという幸福感。
彼女の魅力的な姿をゆっくり、一通り味わう。
ふと疑問が浮かぶ。
犯された後、僕はどうなったのだろう。
どのようにして、部屋に戻ってきたんだろう。
記憶がない。
「お目覚めね。」
そばで聞き覚えのある声。
僕は慌てて寝返りを打って声のほうに向き直る。
「ビューティー・・・」
彼女はうつ伏せになって、水色のチェック模様の枕に頬杖をついていた。
美しく流れる髪が布団にかかっている。
動揺する僕を面白そうに見つめて、ウィンクする。
その愛らしさに僕の心臓は握りつぶされそうになる。
「恋人になってっていうから、なってあげたわよ?」
言葉に詰まった。
倒さなきゃいけない相手が恋人になってくれて、僕と同衾しているだなんて。
脳内で快楽物質が分泌されているのか、高揚感が全身を包んでいく。
彼女は頬杖を解いて、側位で体をくっつけてきた。
濃い柑橘系の香りに鼻腔を刺激され、オスの本能が目を覚ます。
彼女は半袖の体操着姿、襟と袖に紺色のラインが入っていた。
布団で隠れていて分からないが、きっと下はブルマに違いない。
そこまで考えて思考停止する。
ここで欲情してはいけないのだ。
「喜ばないんだね。」
「急すぎるよ。君にとっていいことかどうかだって分からないし。」
「わ〜♪すごいこと言うのね。あたしにとっていいか悪いか?気にする必要あるの?あたしを倒せばそれでいいんじゃない?」
「あれだけくっついておいて、倒すもなにもないよ。」
そういうと、僕の胸元に唇を吸い付けて幸せそうに目を細めた。
「情が入ったんでしょ。だらしないヤツ。ま、分からないでもないけど。あたしも少し入ったかも。人のことは言えないわね。」
くすくすと笑いながら腕を背中に回してくる。
「よ、よせよぉ。こんなことばかりしてたらおかしくなっちゃうぞ。」
「そうよ。あなたを戦えなくするの。戦う意思も力も奪って立ち上がれなくするのよ。」「やめてくれっ、だめだっ、急すぎるよ。」
「そんなワガママ、あたしが聞くと思う?」
「聞いてくれるさ。こんなにキレイな人なんだから。」
「そお。」
彼女は、僕の温もりに浸るように胸元に頬をつけた。
僕のパジャマの上から、両手でそっと胸を触る。
「ワガママを聞く子だったら、よかったね?」
こたつに入って首を出す猫のように、幸せそうにしている。
「胸、ドキドキしてきたよ?」
体操服の袖から突き出たフンワリとした腕の質感を見るにつけて、やはりビューティーの体が欲しくなってしまう。
「こうやって一緒にいるとどうかしら。時間の問題よね。」
そうだ。
このまま抱いていたら、またエッチに走ってしまう。
僕は体をひいて、ビューティーと距離を置く。
「あれ?嫌われちゃったね。」
「そんなんじゃない、間違った方向に進んじゃいけないんだ。」
「わー、ひどい言い方。あたしは正しい方向にひっぱってあげてるつもりだけど?」
「違うよ。二人で正しい方向に進まなきゃいけないんだ。」
「じゃあどっちに行くのよ。ついて行ってあげるから。教えて?」
僕は体を起こした。
周囲を見回す。
確かに僕の部屋なのだが、本棚も机もなくなっている。
この部屋にある家具は、ベットだけになっている!
窓も、見慣れないオレンジ色のカーテンで覆われている。
他人の部屋のような気もするが、しかし、間取りといい雰囲気といい、ここは間違いなく僕の部屋だ。
そして、僕はこの部屋の秘密に気づき唖然とする。
ドアがない。
この部屋には出入口がないのだ。
「なんだって?出られないじゃないか!?」
僕は裸足で立ち上がって、窓に歩み寄る。
カーテンを恐る恐るひっぱる。
そもそも窓がなかった。
カーテンは何もない白い壁を覆っているに過ぎなかった。
「オドロキでしょ?あたしに服従するまでこの部屋から出られないの。」
「ひどいよ、そんなの・・・」
ビューティーは布団を押しやって起き上がる。
白く美しい両脚を折ってベットに座る。
案の定、魅惑的な下腹部を覆い隠しているのは紺色のブルマだった。
露骨に晒された肉付きのよい太もも。
目に飛び込んできただけで、心臓の鼓動が速まって仕方がない。
(あの格好で誘われたら、エッチに溺れてしまう!)
「心配しなくていいわ。あなたを堕とすのに時間はかからないから。二日もエッチし続ければ、永遠の愛を誓うようになるのよ。」
「そう簡単に服従するものかっ。好きなのは好きだけど・・・服従とは別だ!」
「強がっても仕方ないの。出る方法はないんだから。」
「いったいどうしたらいいんだ・・・」
「エッチするのよ?」
「だめだ、そんなことばかりしてちゃ・・」
「あたしの心を動かして、情に流してしまえばいいの。」
「・・・・・」
「あなたのことで頭がいっぱいになれば、願いを聞きたくもなるわ。」
「なるほど・・・」
「早く出ないと仲間がどうなるか分からないしね?だから、エッチして?」
「・・・分かった・・そうするよ。でも・・」
「はいはい、強がりはいいから。好きなんだよね、あたしのこと。分かってる。分かってるから、エッチしたいの。君とエッチしたい。」
「うん・・・」
僕はサッキュバスに吸い寄せられるように、ベットに近づく。
ベットに這い上がり、ビューティーと腕を絡めながら覆いかぶさった。
「愛してくれて嬉しいよ。エッチすればするほど、愛が強くなって絆が深まる。愛し合いながら、どっちがご主人様になるのか決めよう?」
彼女の言葉に頷いた。
仰向けになった彼女にのしかかる。
典型的な正常位だ。
一見僕が有利そうだけど、相手はサッキュバス。
入れればすぐにイってしまうだろう。
かといって、イカせる方法なんか見当もつかない。
とりあえず、即席の恋人と唇を重ねようとするが。
プイと顔を背けられてかわされる。
「ねえ、入れると簡単にイっちゃうんでしょ?入れる前に二発くらいヌいておいてよ。」
「えっ?」
「入れてる最中に柔らかくなるの嫌なの。いいでしょ?」
「ああ・・なるほど、分かった。」
「脚で挟んで擦ってあげる。おちん○○、脚に入れて。」
僕は一旦上半身を起こすと、紺色のブルマに擦りつけるようにビューティーの股間へ亀頭を挿入する。
亀頭の先端を押込むにつれて、滑らかな至高の肌触りが暖かく包んでくる。
(あっ!?気持ちいいっ!何回か腰振ったら簡単にイかされそうだ!)
「うふふふ、イっちゃいそうって顔に書いてあるよ?」
「ん、ごめん。」
「好きな人の脚だから、気持ちいいんだよ?」
「うん・・・」
「よかったら、脚で全部出しちゃってもいいよ?これからいっぱいエッチするんだから、練習だと思ってもいいし。」
腰を進めて、ゆっくりと肉棒を差し込む。
「ビューティーの脚に夢中になっちゃうよ。」
「んふっ♪誰も邪魔しないから好きなだけ楽しんじゃおうよ。」
亀頭も竿も、肌色の温もりに深くくわえこまれて、イかされるばかりになってしまう。
むっちりした質感がペニス全体を圧迫し、触っているだけで我慢汁をこぼしてしまう。
僕は脱力しながらサッキュバスの体と重なり唇を吸う。
チュッチュッと数回音を立てて唇を舐め合った。
呼吸するごとに、ビューティーの甘酸っぱい香りが鼻腔を犯し、肺を甘く爛れさせる。
「大好きだよ、ビューティー。」
「じゃあ、愛の証、いっぱいあたしにかけて?」
彼女は右手で僕の背中を押さえ込み、左手で腰を拘束した。
このまま腰を使われれば、僕はあえなく彼女の太ももに濃い精液を吐き出してしまう。
しかし、避ける方法も避ける意味もなかった。
射精してペニスを萎えさせるのが目的なのだから。
イかされてもいいのだ。
「それじゃ、イかせちゃうね。んっ、んんっ・・♪」
ビューティーは断続的に僕と唇を重ねながら、両脚を腰を動かす。
僕が上である以上、敵は激しい運動はできない。
それでも、両脚を互い違いに擦り合わせるように上下させ、小刻みに腰を揺らしてくる。脚と腰の組み合わせが絶妙で、亀頭のエラからペニスの根っこに向けてを重点的にシゴいてくる。
「んっ!?はぁっ!くぅっ!すごいっ!」
シコシコと扱かれ始めて10秒、20秒と経過するごとにペニスに染み込む快感の量が等比級数的に増えていく。
手練のサッキュバスの脚技に耐えられるわけがない。
尿道から鈴口へ溢れてくる透明な粘液は刻一刻と濃く、多くなっていく。
「我慢してみる?うふふっ♪どこまで我慢できるかな?」
「あうっ♪ううっ♪ビューティーの脚、すごい気持ちいいよぉ・・・」
「あたしの脚で欲情する変態に調教してあげる。」
(もうなってるよ・・・だって、何回もオナニーしてるから・・)
「ふふふっ、あたしの脚のよさ、たっぷり擦り込んであげるね。」
「びゅ、ビューティー・・」
「ん?」
「はっきり言うよ、君の脚、大好きなんだ。もうどうなってもいいくらいだよ・・」
「うふふ。分かってるよ〜♪どれくらい好きかもどこが好きかもしっかり分かってるんだよ。安心してどうにかなっちゃおうね?」
彼女の眉毛が少し釣り上がった。
ビューティーの脚は緩急つけてペニスを締めてくる。
さらに、上下に円を描くような脚と腰の執拗な動き。
彼女の太ももに精子をたっぷりと注ぎたい欲望が抑えがたいほど強くなり、収縮したばかりの括約筋がほんのわずかに緩む。
「やぁっ!?も、もうイッ・・・ちゃいそう・・」
「もう?もうなの?我慢できないんだー♪」
「すごくぃぃっ、もぉっ無理だよ・・!」
「顔、胸につけて。」
サッキュバスに言われるまま、僕は彼女のおっぱいに鼻を押し付けた。
白い体操服が視界を遮り、果物を思わせる濃い香りが嗅覚を狂わせる。
顔の表皮の神経を撫でるように触る、柔らかな布地。
両頬で感じるふくよかな乳房。
「・・ああ・・もう降参だよ・・」
「おちん○○が勃つ間は降参も何も関係ないのよ?」
甘美な快楽の陰に見え隠れする淫魔の本性が、僕の理性をかろうじて延命させる。
しかし、彼女の脚調教から逃げたり耐えたりする術があるわけではない。
顔面が体操着とおっぱいで責られる間、股間は射精の準備を終える。
ペニスの根っこと先端が真っ白な快楽の電撃で短絡される。
強すぎる射精欲求が脳髄を焼き尽くし、ビューティーの脚に精液をかけたくて仕方ない。ビューティーの太ももの間でビクンと肉棒が震える。
と、一瞬の間をおいて、精嚢と精巣からあふれ出てきた白濁のオーガズムが亀頭から吹き出す。
三回に分けてふき出てくるヨーグルトのように濃い精の塊。
これを太ももやお尻に撒き散らされて、サッキュバスは愉悦の笑みを浮かべながら甘い声を漏らした。
わずかな時間、僕とビューティーは身も心も融け合う。
今だけ、二人だけ。
思考のない感覚だけの存在。

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